子供がお花を生けて「楽しいー!!」って言ってくれるのは、私にとって最高に嬉しい言葉です。
こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今日は先日あった、嬉しかった事をBlogに書きたいと思います。
私のブログやFacebookをご覧いただいている皆さんなら、先日、白馬にて「いけばな体験」をさせて頂いたのはご承知の事と思います。
ご存じない方はこちらのブログを読んでいただければ嬉しいです↓↓↓
仲間や友達の投稿で振り返る、海外の皆さんへの「いけばな体験 in 五龍館」
この時に、ホテル五龍館に宿泊されているゲストの皆さんに一生懸命チラシとかを配って「いけばな体験」の告知を手伝ってくれた ”かほちゃん”。
”かほちゃん”は友達の”ぐっさん”こと山口貴史さんの長女で、今回の白馬に一緒に行っていたのです。
チラシを配りながらのスナップ。
かほちゃん ありがとうね~!イッパイ手伝ってくれて!!
この”かほちゃん”が、五龍館で荷物をまとめて帰る準備をしている時に「はい!」ってお手紙をくれたのです。
自分で一生懸命に書いて、お手紙折りをして持ってきてくれたのです。
で、何かなぁ~って思いながら開いてみると、こんなお手紙でした。
マジでほんと嬉しかったです。
今回のいけばな体験の中で、”かほちゃん”も妹の”ほのちゃん”と「わたしもお花生けたい~~~!!」って言ってくれて、一緒に初めてのいけばな体験をしてくれたのです。
本当にお花生けたかったんでしょうね。
生け始めてすぐに撮影されたぐっさんと一緒のスナップの、この満面の笑み!!
見ている私まで嬉しくなっちゃいます!!!
ちなみに。。。後ろに居るチェックのシャツのおとな約一名は、お花片手に悩んでます(笑)
大きな声では言えないですが。。。ぐっさんとかほちゃんの笑顔がハンコ押したようにクリソツすぎです(笑)(笑)
妹の”ほのちゃん”も、「わたしもするーーー!!お母さんさわらないでーー!!!」って感じがムッチャ伝わってくる写真ですよね。
で、私の説明を聞きながらお2人がそれぞれに生けられた作品がこちら。
器は三色の中から好きな色を選んでもらったら、同じ色を選ばれたので「オーさすが姉妹ー!」って思っていたのですが、生けて出来上がった作品はそれぞれに特徴が出ていて、とってもいいでしょ。
”かほちゃん”と”ほのちゃん”は、自分をむっちゃしっかりと持たれているので、周りの人に流されるのではなく自分の「こうしたい!!」っていう思いをちゃんと表現されていて、とっても良い作品が出来上がったと思います。
この時はバタバタしていたのでこれで終わったのですが、翌日に先に紹介させて頂いたお手紙を「はい。読んでねーー」って渡してくれたのです。
ぐっさんとこの子供さんは、親にお手紙書きなさい~楽しかったって書きなさい~って言われても、絶対に書かない子供です。
そんなん言われても「いやーーーーー!!!!!」って言ってどこかに行っちゃって終わりです。
それが解るので、このお手紙に書かれているように、かほちゃんは本当に楽しんでくれたんだな~ってビシビシ伝わってくるのです。
子供は正直です。
面白くなかったらアッと言う間に興味を失っちゃいます。
興味を失ったら途中ででも放り出してしまって終わりです。
おとなの様に我慢したりとかなんてありません。
おとなの様にこれが出来たら、お金儲けになるとか仕事が増えるとか、そんな打算もありません。
なので私は、子供さんに興味を持ってもらえたり楽しんでもらう事が出来て初めて本物だと思っています。
またそれだけではなく、子供さんに「またしたいーー!!」って言ってもらう事が出来て、本当の意味で楽しさや価値が伝わっているのだと思っています。
そんな中での”かほちゃん”からの「またやりたい だいすき」のお手紙は、私にとっての大きな宝物にほかなりません。
いやーーマジで嬉しい!!!
”かほちゃん””ほのちゃん”またお花しようねーー!
それに大きな声では言えないけど、これまでオヤツくれるおっちゃんだったのが、お花のおっちゃんに昇格したのも結構嬉しいっす(笑)(笑)(笑)
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。