センスが良いと言われる方は、苦手な事や新しい事に挑戦するからセンスが磨かれているのです。
こんばんは。
今日の教室も夜遅くまで熱いお稽古だった、いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今週末の27日(土)28日(日)に開催する「許状披露いけばな展」の作品の準備で、生徒の皆さんがた、熱いお稽古が今日も繰り広げられました。
でも、この写真撮影したのは午後9時直前なんですが。。。。。
まだやりますか??。。。
前回も言いましたよねーー
根を詰めすぎると、体に悪いですよ。
頭バカになっちゃいますよーー
ってFacebook書いていたら、お稽古の方がこの時間から1人増えましたよ(汗)
(^_^;)
ほら〜。。。後ろの方〜で、また1人だけ手を振っているし、、、って思ってよく見たら1人はピースしてるし。。。(苦笑)
センスは生まれ持ったものではない
今日ここに居られる皆さんは、センスの良い方ばかりです。
どうしてそんな事が言えるかと言うと、自分の得意な土俵ばかりに終始するのではなく、新しい事に挑戦したり自分が出来ない事に取り組む姿勢を持っておられる方ばかりだからです。
よくセンスは生まれ持ったものだと思われている方があります。
これは半分正しいですが半分は間違いです。
いけばなをお稽古していても「家元はセンスがいいから」とか「私はセンス無いから」とか言われる方が有ります。
これは大きな間違いです!!
なぜならばセンスっていうのは、磨いてはじめて光るものだからです。
プロ野球で例をあげてみましょう。
先日MBL3000本安打を達成したイチロー選手は、センスと言う事でいうと一流のセンスと言うか世界のトップクラスのセンスをお持ちなのは全ての方が認めるところだと思います。
って事はセンスがあって野球が上手なのでしょうか?
その論理で行くとイチロー選手はセンスがあるから練習なんてしなくても成績が残せるっていう話になっちゃいますよね。
ところがイチロー選手は練習を物凄くされる人だというのは、有名な話ですよね。
自己摂生もそう、練習もそう、全て人一倍されています。
それも私たちが真似できないレベルでです。
センスは自分で磨くもの
すなわちセンスっていうのは、練習や経験を積み重ねるからこそ、磨かれて光ってゆくものなのです。
自分の出来る事ばかりをするのではなく、苦手な事や新しい事に挑戦するからこそ、センスが磨かれてゆくのです。
センスは石と一緒です。
何もしなければただの石ころです。
しかしその石の持つ特徴にあわせてカットをしたり磨いたりすることによって、綺麗に光を放つようになってきます。
石の種類によって色も違います。形も違います。宝石のようにカット次第で輝き方も違ってきます。
人間は全ての方にセンスがあります。
センスのない人なんていません。
ただそのセンスは十人いれば全員が違うセンスを持っているのです。
だから隣の人と同じ事が出来ない、同じように出来ないなんて思う事自体が無駄な事なんです。
貴方には貴方だけのセンスがあります。
ルビーにはルビーの、ヒスイにはヒスイの、水晶には水晶の、ダイヤモンドにはダイヤモンドの美しさがあるのです。
どれが良くてどれが劣っているって事ではありません。
人間は自分の得意な事をしていたいです。
だって楽ですもん。
けれどそれでは自分と言う宝石を磨く事が出来ないのです。
あなたの特徴と言うセンスを磨くためには、どんどん新しい事にチャレンジしてゆけばいいのです。
そうすればあなたのセンスは、知らず知らずのうちにどんどん磨かれてゆきます。
全ての人にキラリと光るセンスのもとは備わっているのです。
あとはあなたがチャレンジするかしないか、磨き続けるかどうかだけです。
ってBlogを書いていますが、今日は飲んでもいないのに午前様です(笑)
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。