時間が早く過ぎたように感じるときと中々経過しないように感じるときがありますが、待ちわびる事を増やすと人生を長く感じることができるのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
先日友人と話をしていて、仕事に追いかけられて毎日があっという間に過ぎてゆくという話を聞きながら、時間ってそうだよなぁって思ったので、今日は時間という事についてブログを書きたいと思います。
時間は万人に平等に経過している
私は世の中には万人に完全なる平等なものって、ほとんど無いと思っています。しかしそんな中で数少ない万人に平等なものとして「時間」があります。
時間は人に平等に与えられている数少ないもののうちの1つです。なぜならば、お金持ちであろうと貧乏であろうと、男性であろうと女性であろうと、若かろうと年配であろうと、1時間は60分ですし1分は60秒ですよね。
これほど明確に平等なものはありません。
しかしこの万人に平等な時間ですが、人によってその長さは全く違って感じているものでもあるんです。
早く時間が過ぎたように感じるときと、時間が中々経過しないように感じるとき
時間の感じ方って本当に不思議ですよね。これは万博なんてよい例だと思います。
万博に行ってパビリオンに入るために待っていたら、30分や40分待ちでもかなり長く感じます。がしかし、パビリオンに入って観ていたら、同じ30分40分でも ”あっ” という間に過ぎてしまっています。
これって好きなことをしているときには時間は ”あっ” という間に過ぎてゆきますし、あるいは、しないといけない事が山積みになっているときも時間は ”あっ” という間に過ぎてゆくという事ですよね。
しかし逆に、嫌なことをしているときにはなかなか時間が経過しないように感じますし、待ちわびているような時にもなかなか時間が経過しないように感じるという事に外なりません。
楽しみにしたり待ちわびる人生こそ、充実した時間の経過を体感することが出来る
若い頃って時間の経過が長かったように思いませんか。それは色んな事を待ちわびて生きていたからだと思うのです。
早く夏休みにならないかなぁ。早く高校生になりたいな。早く18歳になって車の免許を取りに行きたいな。
本当に待ちわびていると長かったです。
しかし逆に歳をとると、毎日が過ぎてゆくのがとても速いという事をよく聞きます。しかしこれって時間が過ぎてゆくのが嫌だと思っているから早く経過しているように感じているんだろうと思うのです。
だって人生の経験が増えれば増えるほど、待ちわびる事ってほとんどなくなってきますし、生活している中で色んな事が目につくようになってしないといけない事が増えてきちゃうから、必然的にそうならざるを得ないのだと思います。
なのでそんなときには、新しい体験を人生の中に定期的に設定する様にしたらいいんじゃないかと私は思っています。たとえば海外旅行に行く計画を立てて、早く行きたくて仕方ないようにして旅行の日程を待ちわびるみたいな感じです。
食事でもいいでしょう。観劇でもいいでしょう。とにかくなんでもいいんです。自分の身の回りや人生を「待ちわびていることで満たしていく」と、自然に時間の経過の感じ方は遅くなってくると思うのです。
楽しい人生を作るのも、つまらない人生にしてしまうのも、どちらも自分次第だと思うのです。せっかくの限られた人生なんですから、楽しくしないともったいないですよね。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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