「旧正月」なんて関係ないと思わずに、自分から楽しむ機会にしてみては如何でしょう。人生が豊かになりますよ
こんにちは。内藤正風です。
先日開催した神戸教室で、教室の窓から元町商店街を見ると、春節の案内が出ていました。
旧暦でお正月を祝う文化圏や地域では、旧正月を春節祭としてお祝いしますが、神戸の教室がある元町商店街の近くには南京町があり、今年は2月1日が旧正月になりますので春節祭一色に染まっているのです。
「旧正月」は今も色々なところでお祝いされています
旧暦とは、今使われている暦(こよみ)が採用されるまで日本において使われていた暦の事を言います。
ちなみにいま世界的に標準とされている暦はグレゴリオ暦という暦で、日本は明治に入ってからこの暦を使うようになりました。
この旧暦は、日本だけではなく台湾や中国や韓国やベトナムでも同じ暦を使っていました。(厳密にいうと国ごとにチョットずつ違うんですけどね。)
そんな事から今でも台湾や中国や韓国やベトナム、そして中華の人達が多い国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピンなど)の国では、1月1日のお正月よりも盛大にお祝いされています。
日本も昔はこの旧暦に基づいて正月を祝っていたのですが、明治になってからグレゴリオ暦に改暦され、1月1日に正月のお祝いを行なうようになり、旧暦でのお正月は行わなくなったのです。
とはいえ日本の一部の地域では、いまも旧正月をお祝いするところもあるそうです。
旧正月は毎年日が違うのです
今年の旧正月は2月1日です。ちなみに旧正月って、いつも2月1日がそうなのではなく、毎年日が変わるものになっています。
なんで変わるのかっていうのは、旧正月は暦の上の日にちで決っているのではなく、天体の動きによって定められているからなんですが、これが何度聞いてもよくわかんないようなルールなので、興味がある人は勝手にググってください。(笑)
せっかくの「旧正月」なので、楽しまないと勿体ないですよ
ほとんどの地域で、お正月は1月1日にお祝いされていますが、神戸の南京町や横浜の中華街では春節祭が開催されていますし、長崎ではランタンフェスティバルが開催されたりと、各地で旧正月にちなんだお祭りが沢山あります。
なので折角の機会なのですから、旧正月を理由にして中華料理でも食べに行かれても楽しいんじゃないでしょうか。
楽しむっていうのは、誰かにあてがいぶちで楽しませてもらうんじゃなくて、自分で楽しい事を見つけ出すことが基本だと思うのです。
何かを理由にしてみんなで集まったり、飲み食いをしたり、どこかに行ったりです。
旧正月だから、南京町に行ってお買い物をしよう。
旧正月だから、美味しいお店を予約して中華料理を食べに行こう。
旧正月だから、神戸に遊びに行こう。横浜に遊びに行こう。長崎に遊びに行こう。
旧正月だから、ホテルにお泊りに行こう。
旧正月だから、映画見に行こう。
とはいえ、コロナの感染者が増えている今は何でも自由にするわけにはいきませんので、出来る事と出来ない事がありますが、理由を作って楽しんじゃわないともったいないですよ。
中華のオードブルを注文してお家で中華パーティーなんかも良いでしょうし、台湾や香港の映画を見るのも良いでしょう。
何でもいいんです。だって日本人って、古来よりこういう節目に遊ぶのが得意な民族なんですから。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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