今日は光風流夏季セミナーの特別講座のリハーサルを行なったのですが、完ぺきに映像も音声も準備が整いました。受講される皆さんズレのない映像と音声を楽しみになさってくださいね

こんばんは、内藤正風です。

今日はこの日曜日に開催する「光風流夏季セミナー」の特別講座のリハーサルを行ないました。

今年の特別講師は、津軽三味線の吉川大山さん

「光風流夏季セミナー」の特徴は沢山ありますが、その中の1つとして「特別講座」を挙げることが出来ます。

いけばなの作品作りは、その人の経験全てがその大元となって表現に現れます。なので魅力的な方が生けられた作品は魅力にあふれたものになるので、自分をいかにして育てるかという事も ”いけばな人” にはとても大切な事になります。

なのでこの特別講座では、毎年”いけばな”以外の分野の第一人者の方をお招きして学びを得る機会として催しており、今回は竹山流津軽三味線 師範の吉川大山先生をお招きをすることになっています。

 

吉川大山先生は幼少の頃より和楽器に関心を示され、なかでも竹山流津軽三味線に深く興味を持ち、平成14年に高橋昌山師に出会われました。稽古の日々を過ごし、平成18年に名取となられ吉川昌山千を名乗られました。ちなみに昌山千の昌山は師から、千は故郷の加美の名山「千ヶ峰」から頂かれたものです。
平成20年5月準師範の資格を得、師匠と共に数々の舞台に出演されています。平成30年に師範の資格を得て、吉川大山を襲名されました。
栄山、昌山師匠の意を継ぐ津軽三味線奏者として、さらなる精進への道へと歩み始め、津軽三味線の音色を沢山の方に聴いて頂きたいと日々の技術と精神の修行に励まれています。

音楽は「音」と「映像」の全てが重要です

オンラインでは「映像」と「音」がその全てになるのは言うまでもありません。それはいけばなであろうと音楽であろうと、その他の何になろうと同じ事です。
そしてその中でも特に音楽は、映像と音のズレを無くすことが重要なポイントになります。

例えば映像よりも音声が遅れると、一昔前の衛星中継みたいになります。「あれ、音が遅れて、聞こえる、よ。。。」みたいなアレです。
しかしこれが、オンラインの場合には音が早く聞こえてしまう現象が起こります。
これは単純に音声の方が容量が軽く(少ない)て、映像の方が容量が重い(多い)ので、軽いデータの方が先方に早く到着するってことなんだろうなと思っています。(違っていたらごめんなさい)

この音と映像の遅延が音楽の時に起こると、人が話しているくらいだとあまり気にならない遅延も、特に長時間だと聞いていてムッチャ聞きづらいというか気分も悪くなってきてしまうのです。

日曜日は「映像」と「音」にズレの無い特別講座をお楽しみください

今日は午後に吉川大山先生が光風流本部いけばな教室にお越し下さり、リハーサルを行ないました。
って言っても、リハーサルの大半の時間は、「映像の映り」と、「音声の届き方」と、「映像と音声のズレ」の修正に費やしたのですけどね。

ちょうど教室にお越しになられていたお2人に別室に行っていただいて、夏季セミナー当日と同じようにZOOMで視聴していただき、リハに付き合って頂きました。
本当に助かりました。ありがとうございました!!

ちなみにZOOMで視聴しお手伝いくださったうちのお1人は音楽家の方で、自らもオンラインで教室を行なわれている経験から「映像と音のズレは仕方のないものだ」と思われていたのですが、今日のリハーサルでズレの無い音と映像をご覧になられて「こんなこと出来るんだ~~!!」ってマジで驚かれていました。

本職の音楽家がマジで驚くズレの無い音と映像をつかった津軽三味線の特別講座を、是非楽しみになさってくださいね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。