今日からスタートした兵庫県いけばな展の後期、私の作品は紅葉の材料を使っているので早い目の日程に見に来ていただかないと ”ただの枝” になっているかもしれません
おはようございます。内藤正風です。
現在、大丸神戸店で開催中の「兵庫県いけばな展」も、いよいよ今日から後期がスタートします。
後期には私の作品も展示しておりますので、朝の開店前から手直しをしております。
「兵庫県いけばな展」の"素敵"なお知らせ
今日からスタートした兵庫県いけばな展は例年ですと、前期3日間・後期3日間で開催をしております。
しかし今回の兵庫県いけばな展では、大丸さんの今後のイベントの都合もあり、後期を4日間として開催をいたします。
通常ですと火曜日が最終日となるのですが、今回は水曜日まで開催をしております。
なのでスケジュールなどがしやすいかと思いますので、是非お越しいただければ嬉しいです。
兵庫県いけばな展の"残念"なお知らせ
冒頭の写真でもお分かりのように、私の今回の作品は紅葉の材料を使っています。
植物がなぜ「紅葉」するのかというと、葉っぱを落とすためなのです。
落葉樹は葉を落とすことによって、寒い冬から自らを守っています。葉っぱをつけたままだと本体の幹まで寒さにやられてしまうのです。
さてそこで植物は葉っぱを落とすためにどうしているかと言うと、気温が低くなってくると葉に送っていた栄養を送らなくするのです。
そしてそのことによって葉っぱの葉緑素が抜けてその植物の葉がもともと持っている素性、すなわち黄色い色や赤い色が現れてくるのです。
そう、これが紅葉のメカニズムなのです。
ということは、私の今回の使った紅葉の花材はこれから葉っぱがどんどん散っていくようになります。
ええ、下手すると会期が終わる前に葉っぱが全部なくなって枝だけになっているかもしれません。
なので、私の作品を見に行こうと思ってくださっている方には、出来るだけ早い目のご来場をお勧めいたします。
(笑)
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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