「何を食べるか」も大切だけれど「誰と食べるか」がもっと大切だと思う。時間やお金は自分を育てるために使わないともったいない

こんにちは。内藤正風です。

昨日から今日にかけて島根県の益田市に行ってきました。
目的はここに行かなければ食べることが出来ない若鮎料理を頂くために行ってきました。

島根県の益田市ってご存知ですか

ところで皆さん、島根県の益田市ってご存知ですか?
砂丘のある。。。ってそれは鳥取県です。
米子市のある。。。ってそれも鳥取県です。
島根と言えば島根県出雲市にある「出雲大社」、島根県松江市にある「松江城」、島根県安芸市にある「足立美術館」なんかはよく目にされると思います。

では益田市は?
。。。。。

益田市って実は島根県の西のほうに位置します。
先ほど書きました「出雲大社」「松江城」「足立美術館」とかは、島根県の東のほうに位置しているんです。

で、なぜこの益田市に行ったのかというと、益田市で100年以上の歴史を誇る松本医院を開業されており、世界をまたにかけて活躍されているドクター 松本祐二先生から「この時期にしか食べることが出来ない若鮎の会をするので集合~!」ってお誘いいただいたからなんです。

いつもバタフライを身につけられている、ダンディー松本先生と、締めのラーメン屋でのスナップ

ここでなければ食べることができない若鮎料理

若鮎は本当に絶品でした。
だって、和食の名店が沢山ある京都から参加されている先輩や仲間の皆さんが「これを食べたら京都でもう鮎は食べられない〜」って言われるほどの絶品でした。

ちなみにこのお店は、島根県益田市の隣にある津和野町の日原という所にあるのですが、つい先日まで東京に支店を出されていて、その支店がミシュランに掲載されていたんですよ。

「何を食べるか」も大切だけれど、「誰と食べるか」がもっと大切だと思う

今回の若鮎を食べる会には、東は東京から西は鹿児島までの皆さんが集まってこられました。

写真見ているとただの阿保なオッサンの集まりに見えちゃうかもしれませんが、皆さん凄い人ばっかりなんですよ。

職業名を書いて差しさわりがあってはいけないのでサワっとオブラートに包んで言うと、隣町に行くようにお仕事で韓国にほぼ毎週行かれている人、日本のオンリーワンな仕事をされている人、日本中を仕事で飛び回っておられて飛行機に乗る回数がものすごく多いので、私の仕事は飛行機に乗る事です!って言い張っている人、などなど、私など足元にも及ばないような皆さんなんです。

そんな皆さんと同じ場所で同じ時間を過ごさせていただくことを通じて、色んなお話を聞かせて頂きその思考や気配り、人としてのありようなどスッゴイ勉強になるし、私なんてまだまだだなぁって刺激になるんです。

美味しい料理を食べるのもとても幸せな時間です。
けれどそれと共に、こういう皆さんと同じ時間を過ごし話をしたり同じ体験をすることって本当に価値があるし、他では得られない体験であるとともに、本当に珠玉の時間だと思うのです。

時間やお金は自分を育てるために使いたい

若鮎料理を食べるために、わざわざ遠いところまで時間を使って行くなんてアホやなって思われる人もあるでしょう。そんなことにお金を使うなんて阿保やなぁって思われる方もあるでしょう。
そういう方もおられていいと思います。

時間は自分で生みだすものです。確かにどうしようもない都合のつけることが出来ない時もあります。しかしその逆に無理やりにでもなんとかすれば時間を生み出すことが出来るのも事実だと思います。すなわち、やるかやらないかなんですよね。

そして世の中には”お金では買えないもの”ってあると思います。しかし少しの出費を惜しまなければ、体験したり学んだりすることが出来るものがあるのも事実です。
人生100年と言われています。しかし元気に色んなところに行ったり色んな人に会ったりできるのは何歳まででしょう。そして自分の人生の体験を話ししたりして誰かを楽しませたり誰かのお役に立つことが出来るのは何歳まででしょう。

そんな風に考えると、自分への投資に時間やお金を使わないと、本当につまらない人生になってしまうと思いますし、何の魅力もない人間になってしまうと思うのです。

今回集まられた皆さんは、本当に魅力にあふれた方ばかりです。そういう人とは何時間話をしていても飽きることがありません。
そしてそれぞれの世界では第一人者であると共にそれぞれの地域では名士の方々ばかりなのに、エラそばらないし、自慢はしないし、優しいし、気配りがすごいし、そして遊ぶ時に自分も楽しみ人も楽しませるためのアホになり方が半端ないし(笑)。

今回も本当に素敵な時間を過ごさせていただきました。
今回の企画をお世話くださいました松本先生、お世話になりました。皆さん、本当にありがとうございました~。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。