明日から開会する「兵庫県いけばな展」の ”生け込み” を大丸神戸店で行いました

こんにちは。内藤正風です。

今日は大丸神戸展に来ています。って言ってもお買いものじゃないですよ(笑)。明日から開催する「兵庫県いけばな展」の”生け込み”に来ているのです。

 

”生け込み”ってなに?

いけばなをされていない方だと「”生け込み”??なんだそれ?」って思われる方もあると思います。
”生け込み”というのは、いけばな展を開催する会場で、展示するいけばなの作品を生けて完成させる作業の事を言います。

生け込みってムッチャ活気にあふれているんですよ。

展覧会の中でも”いけばな展”の準備はチョット特殊です

展覧会って言っても、いけばなの展覧会はチョット特殊なんです。
こういう展示会では、陶芸や絵や書、彫刻など、そのほとんどが事前に作品が出来上がっていて、会場ではその展示についての設営を行います。
しかし”いけばな”は、生の植物をいますので事前に作品を作っておくという事が出来ないのです。だってお花が傷んじゃいますから。。。
なので”いけばな展”では、現場で作品自体を作り上げなければならず、この作業の事を”生け込み”と言うのです。

今日は”前期”(25日(木)~27日(土))の生け込みです

ってことで今日は、明日から開会する「兵庫県いけばな展」の25日(木)~27日(土)まで行う”前期”の生け込みを行ったのです。
ちなみに”後期”は28日(日)~30日(火)に開催し、この生け込みは、27日(土)の夜におこなうのです。

今回の「兵庫県いけばな展」は、スペシャルな企画がいっぱいあります

今回の「兵庫県いけばな展」は、兵庫県いけばな協会創立65周年記念として開催します。なのでこの度のいけばな展では、周年に相応しいいけばな展にするために特別企画な内容で開催をします。

スペシャル企画 その1 「招待出瓶」

ふだんの「兵庫県いけばな展」では、協会の役員の先生方の作品を一堂に展示しているのですが、今回のいけばな展では、兵庫県いけばな協会にゆかりのある日本全国の流派の家元や代表者、次期家元の先生方をご招待させて頂き、会場に作品を展示していただき文字通り花を添えて頂きます。

第一線で活躍されている先生方の作品をご覧いただき、お楽しみ頂ければ幸いです。

スペシャル企画 その2 「兵庫の花を生ける」

兵庫県には、花の産地が沢山あります。なので今回のいけばな展では会場の中央に特別なブースを設け、兵庫の花を使った作品を展示いたします。
このコーナーは、兵庫県いけばな協会の理事の先生方にご協力をいただいています。

ちなみに今回の展覧会でご紹介させて頂いているのは、テッポウユリ(淡河)、キク(兵庫県農林水産技術総合センター)、ダリア(岡場)、カーネーション(淡路)の四種類になります。

兵庫県の花の産地は、こんなに少なくないんですよ。
季節的なものなどにより、この展覧会に現物を使う事が出来たのがこの4種類だったという事なのです。

是非会場にお越しくださり、兵庫県いけばな展をお楽しみ頂ければ嬉しいです。

ちなみに私は、「兵庫の花」を前期に、そして後期は役員席で作品を展示しています。
皆さんのご来場をお待ちしていますね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。