父から受け継いだ紋入りのネクタイが傷み始めて気付いた、持つべきものは友達と言う事。
こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今日は、いつもお世話になっている先輩のお母様のお葬式があり、お昼間に教室を抜け出しておまいりに行ってきました。
先輩って言いましてもかなり年上の先輩ですので、亡くなられたお母様は享年100歳ということで、凄いなぁと思うばかりです。
私は絶対に100歳は無理ですから。。。(笑)
新しいネクタイを使いました
今日のお葬式には、新しいネクタイを締めてゆきました。
これまで使っていた不祝儀用のネクタイには家紋が入っていたのですが、家紋の部分が長年の使用で傷んできはじめたので新しくしたのです。
この家紋入りの古いネクタイは私の父が作ったものを、私が光風流の家元を継承し家督を継いだ時に一緒に引き継ぎました。
私は男3人女1人の4人兄弟なんですが、父の生まれた家を長男が継ぎ、次男は新宅をし、私は光風流を継いだので、この3つの内藤の家にそれぞれ1本ずつと言う事です。
私は家紋が好きです
私は家紋が好きです。
家紋が好きな理由には2つあります。
1つは、家紋は日本固有の文化だと言う事、そして2つは、家紋のシンプルなデザインが好きと言う事です。
家紋ってムッチャかっこいいじゃないですか。
だって世界中探しても、こんなにシンプルにそしてデフォルメされたデザインって他には無いと思うのです。
有名な話のひとつに、ルイ・ヴィトンのモノグラムは日本の家紋をヒントに作られたと言われていますよね。
これは1867年に開かれたパリ万国博覧会の日本からの出展物の中に、徳川家と島津家の家紋が入った品があり、その家紋をヒントにモノグラムのデザインを考えたといわれています。
そしてこんな簡単なデザインが、その家や一族、そしてその歴史までも象徴しているシンボルなのです。
凄いと思いませんか?
日本人って中々やるじゃないですか!!!
なので私は色んなものに家紋を入れています。
このネクタイもそうですが、家紋入りの箸袋を作ったり、だいぶん前にはスカジャンにも紋を入れてもらっちゃいました。
持つべきものは友達
今回の紋入りのネクタイを作るにあたっては、友達の”のぼっち”こと尾上昇さんにお世話になりました。
のぼっちは「ISEYA」というクリーニング屋さんをしているのですが、ただのクリーニング屋さんではなくシミ抜きに特化したクリーニング屋さんなのです。
のぼっちのBlog
紋入りのネクタイを作るのにクリーニング屋???って思われる人も多いと思いますが、シミ抜きからの関係で着物や染色などの業界にも知り合いが沢山おられるので、こんな事が出来ちゃうのです。
普通のクリーニング屋さんでは無理ですよ(笑)
ただこう言っていますが、私も事前に「のぼっち、ネクタイの紋入れ出来る?」って確認はしましたよ。
だってそんな仕事したことあるのかどうか聞いたことなかったですから。。。。。(笑)
ってことで、本日から新しいネクタイになったというどうでも良いBlogです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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