お正月は日頃お世話になっている神様と奥様に、ゆっくりしていただく感謝の期間でもあるのです

こんばんは。
今日はゆるゆると部屋の片づけをしながら一日が過ぎて行った、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

お正月って、ゆっくりゆったりと時間が流れてゆきますよね。
これってお休みだからそうなっているのではないって事をご存知ですか。

日本のお正月は「お正月休み」ではないのです

そもそもお正月とは、その年の年神様をお迎えし、神様と寝食を一緒にする事を通じて神人一体になる事を通じ、その年の繁栄や家内安全、無病息災となるように、神様の力を分けて頂く期間です。

そしてお正月には、いつもお世話になっている台所の神様やお風呂の神様には一年に一度休憩して楽をして頂こうと言う事で、1月1日にはお風呂に入らないようしていたり、お節料理を食べることで台所の神様にも休んでいただこうっていう労わりの期間でもあるのです。

これって神様って言いながら、実はお家で日頃家事をして頂いている奥様やお母様などに、ゆっくり休んでいただくようにしましょうっていう労わりの現れでもあるのです。

いま日本では、1月1日からスーパーは開いていますので、普段と同じようにお買い物に行って普段通りの生活を送る事が出来ます。
便利といえば便利なのですが、奥さまやお母様は休みなく家事をしないといけないって言うことになっちゃいますよね。

日本のお正月は、日頃家事をして下さっている方への感謝と労わりの期間でもあるのです

仕事には定時があったり、お休みが有ったりしますが、家事にはお休みはありません。
一年365日、毎日食事の時間になったら食べるものがテーブルに並んでいる、夕刻になったらお風呂にお湯が入っている、こう言うことって当たり前じゃないんです。
誰かがしてくれているから、食べ物が並びお風呂にお湯が入っているのです。

日本のお正月はこういう事への「感謝する心」を感じたり知ったりする機会でもあるのです。

今日は奥様やお母様に、ひと言「ありがとう」って言ってみませんか。
照れくさいかもしれません。恥ずかしいかもしれません。
けれど口に出して言うことで、きっと素敵な空間がお家の中に広がると思いますYO。

そんな事を思った1月2日でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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