スーツの上着のポケットについている「ふた」は出していますか?入れていますか?
こんばんは。
兵庫県いけばな展の初日を無事に終えて ”ホッ”としている、いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今日はオープン早々からとても沢山の皆さんがお越しくださいました。
これまでに何度かご案内させて頂いていました「兵庫県いけばな展」が本日初日を迎えました。
「兵庫県いけばな展」は兵庫県いけばな協会が主催し毎年行っているもので、兵庫県内の主な流派が一堂に会し開催しているものです。
今日は兵庫県いけばな展のオープニング記念として、先着200名様への花束のプレゼントからスタートし写真のようにとても沢山の皆様が会場にお越しくださいました。
本当に皆様方には感謝感謝です。
今日はそんな「兵庫県いけばな展」の会場にいる時に、友達と話した「スーツの豆知識」についてご紹介したいと思います。
スーツの ”これ” は何ていうかご存じですか?
スーツの上着のポケットについているペロンペロンした「コレ」って、なんていうかご存知ですか?
これは「フラップ」って言います。
文字通りポケットの「蓋」って言いう意味です。
では、このフラップの正式なマナーってご存知ですか?
スーツのポケットのマナー
さてそれではスーツのポケットと言う事について少し触れておきたいと思います。
基本的にスーツのポケットは物を入れるためにはついていません。
「え~~~っ!!」って思われるかもしれませんが、スーツのポケットは物を入れると着ている時のシルエットが崩れちゃいますので、物を入れないのが良いです。
そして物をポケットに頻繁に出し入れしたり重い物をポケットに入れていると、スーツ自体の形が型崩れしちゃいますので、基本的には上着もズボンも物は入れないのが望ましいのです。
ただどうしても入れないといけない時もありますので、そういう時には、上着の内ポケットに入れるのが最良の方法になります。
ポケットのフラップのマナーについて
さてそれでは、ポケットのフラップに話を戻しましょう。
このフラップは日本語では「蓋」だと言いましたよね。
では「蓋」とはどういう事かといいますと、ポケット内に雨や埃などが入らない様に保護するための「蓋」と言う意味です。
↑↑↑ココ重要ですよ!
もう一度言います!!!
ポケット内に雨や埃などが入らない様に保護するための「蓋」
と言う事です。
雨や埃っていうのは基本的に屋外で発生するものですよね。
なのでこのフラップは、屋外ではポケットの外に出して蓋としての役割をさせて、屋内ではポケットの中に入れておくと言うのがマナーとなります。
すなわち。。。。
屋外ではこう!!!!!
フラップを外に出すのが屋外でのマナー
屋内ではこう!!!!!
フラップを中に入れるのがマナー
ち・な・み・に、
タキシードなどをはじめとするフォーマルスーツにはフラップがついていません。
だってフォーマルスーツは屋内で着るもので、屋内には雨も砂埃もありませんもんね。
チョットしたことですが是非頭にとどめておいて頂ければ、その場その場にあわせて着こなしをして頂く事が出来ると思います。
出来る男、粋な男になってくださいね!!
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。