暖房しているお部屋でお花や鉢植えを長く楽しむ方法(その2) 湿度も実は重要なのです
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日はゴソゴソしたり出掛けたり打合せをしたりと、盛り沢山な一日を送っています。
空気の乾燥した部屋は、体調を崩すきっかけになります
今日も寒いですね。ま、冬なのですから寒くて当然なのですが、寒いと身体も縮こまってきますし、色んなヤル気も縮こまってきてしまうような気がするのは私だけでしょうか。
ちなみに私は特にこの時期は要注意で、部屋の空気が乾燥すると体調を崩すきっかけになっちゃうので要注意なんです。
なにせ普段から、出張などでホテルに泊まって、何のケアもせずにそのまま寝ちゃったら、必ず喉と鼻をやられちゃいます。だってホテルってエアコンとかで基本的に、建物全体の空気が乾燥している環境ですよね。
なので、そのまま何の手当もせずに寝ちゃうと鼻はカピカピ・・喉はガラガラ・・
結果、喉と鼻の調子を崩して、ひどい時には風邪のきっかけになってしまうのです。
空気は綺麗さだけではなく、湿度も大切です
まあ私の様にテキメンに症状になって表れる人は少ないかもしれないですが、この様に考えると、空気ってその綺麗さだけではなく、湿度もとても大切な要素なのだと思います。
そして実は、これって人間だけの事ではなくて、お花や鉢植えにとっても大切な事なのです。
先日書いたブログ
暖房しているお部屋でお花や鉢植えを長く楽しむ方法 (その1) 暖房の吹き出し口には注意が必要です
の中で、エアコンの風が直接当たるようなところにお花や鉢植え置いちゃダメですよてお話をさせて頂きました。
冬は皆さん必ず暖房をされていますよね。エアコンだけに限らず、この暖房が実はけっこう曲者なのです。ご自宅のリビングやキッチン、あるいは会社のお部屋などに加湿器はありますか?もし加湿器を設置されていないのでしたら、湿度計をそのお部屋の湿度を計ってみて下さい。特にエアコンで暖房をされているお部屋は要注意です。
加湿器なくエアコンだけで暖房をしていると、お部屋の湿度って30%くらいになっちゃっている事がとても多いです。こんなに空気が乾燥しちゃうと、喉、鼻、目、お肌、色々なところに悪いです。
そしてこれは、人間の鼻だけではなく「お花」にとっても最悪な環境になってしまっているのです。
暖房の効いたお部屋で、お花や鉢植えを長持ちさせるには湿度も大きなポイントです
植物は葉から水分を蒸発させることで根元から水分を吸い上げています。いわゆる毛細管現象ですね。なので葉からの蒸発を多くすると根元からの吸い上げが多くなるので植物は元気になります。
が、しかし、暖房で空気が乾き過ぎている状態では、葉からの水分蒸発が多すぎて、根元からの吸い上げが追い付かずにお花が弱ってしまいます。
人間で言うと、汗いっぱいかいているのに水分補給を少ししか出来ていない「脱水症状」になっちゃうわけですね。
お花にエアコンの風が丸当たりって言うのはモチロン論外ですが、お部屋の湿度にも気を配ってあげて下さい。適切な湿度の維持は人間の健康のためだけではなく、お花や鉢植えを長持ちさせるためにも絶対に不可欠な要素になります。
最近では手ごろな加湿器も有りますので、お部屋の広さなどにあわせて手軽に湿度調整して頂く事が出来ますので、是非注意していただければと私は思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。