「花宴 HANAUTAGE」から1か月が経ち、動画を編集しながら当時を改めて振り返っている今だからこそ思う、私ほど幸せな人間はこの世にはいないという事

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

先月開催した「花宴 HANAUTAGE」から1か月以上が過ぎました。いや~本当に素晴らしい時間を持たせていただきました

今まで私を支え導いてくださったのは光風流の皆さんです

「花宴 HANAUTAGE」は、私の家元継承30周年を記念したイベントとして開催させていただきました。花宴を開催した10月は、私はまだ60歳でした。なので家元を継承した当時は、まだ30歳だったという事になります。
当時は光風流のすべての方が不安だったんだろうなと思います。だってこんな私が、それも30歳の若造の私が家元を継承したのですから。「おいおい、大丈夫か~?」って思っておられた事と思います。
しかしそんな私が、何とか今日まで家元という職責を十分に果たせていないまでも何とか続けてくることが出来たのは、光風流の皆様のおかげだと心の底から思っています。

家元継承当時は、先代家元の高弟やそのお弟子さん方に守られ、そしてそれ以降は光風流の先生方やそのお弟子さん方に支えていただき、今日まで歩みを進めてくることが出来ました。
口下手な私ですので、取ってつけたように感謝の言葉やお礼を申し上げるようなことは日ごろほとんどありませんが、今日の私があるのは光風流の皆様のおかげと思っておりますし、心の底から本当に感謝いたしております。

「花宴 HANAUTAGE」の集大成といえる第4幕

これまでに「花宴 HANAUTAGE」の第1幕1場2場、そして2幕1場2場、第3幕までを動画で紹介させていただきました。
そして第4幕の公開が全然できていなかったのですが、本日やっと編集が完了しましたので公開させていただきます。

とはいえ、素人の私がしている編集ですので、そんなに難しいこともできておりません。けど素人なので余計に時間ばかりかかってしまい、今日まで完成がずれ込んでしまい申し訳ありません。

私ほどの幸せ者はいません

「花宴 HANAUTAGE」の当日はバタバタしていたり、「嬉しい」「楽しい」で時間が過ぎ去っていましたが、動画の編集をしていると、改めて冷静に色んなことを考える機会になっています。
もちろん花宴で1幕から3幕までを担当してくださった皆さんの事、第4幕にお越しくださった皆さんの事、そして先でも書いた、これまで私を支えてくださった光風流の皆さんの事、色んな思いが溢れています。
そしてそんな中で私が今一番強く思っていることは、私ほど幸せな人間はいないという事です。

私は何か人に誇れるようなことがある人間ではありません。なんなら出来の悪いガキンチョがそのまま大きくなり年を重ねてきているだけに他なりません。
そんなわたしが、いけばなの世界で生かさせていただく事が出来ている。光風流の家元として今日まで30年間1日1日を積み重ねる事が出来ている。これは光風流の皆さんに支えていただき助けていただいているからにほかならず、そんな幸せな環境に居させて頂けている私って幸せ以外の何物でもないと思うのです。

そんなことを動画編集をしながら改めて思ったので、第4幕の動画アップに際してちょこっとだけブログに書いてみました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。