動画で蘇る「花宴 HANAUTAGE」。第二幕一場「源流の探求」をお楽しみください

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

動画の編集も大分慣れてきました。とはいえ、失敗してはやり直しまたまた失敗してはやり直しを繰り返しながら悶絶しているのは言うまでもありません。

ありふれたイベントなんて楽しくない

先週末に開催したイベント「花宴 HANAUTAGE」は、私の家元継承30周年を祈念して催しました。
一般的にいけばなの記念行事というと、いけばな展や祝賀会を連想される方が多いと思いますが、いけばな展は9月に開催した光風流いけばな展を記念展として開催しましたし、祝賀会を開催してご飯食べるだけでは私の折角の節目が勿体ないなぁと思ったのです。

私は節目というものは、普段には出来ないことをするための機会だと思っています。通常なら二の足を踏むようなことに挑戦するとか、普段なら行わないようなことをやってみる、やってみたいけれど行なう理由が普段はない、そんなことを行なうための機会だと思っています。
なので折角の家元継承30周年という節目なので、光風流の皆さんと共に新しい挑戦をして体験と学びの機会として
「花宴 HANAUTAGE」を企画し開催したのです。

「花宴 HANAUTAGE」では、オペラや歌舞伎のように、幕場ごとにテーマを設けて開催しました

「花宴」は ”いけばなエンターテイメント” として開催しましたので、オペラや歌舞伎のように「幕」と「場」で構成しました。そしてそれぞれの「場」ごとにテーマを設け、そのテーマを出演者の皆さんなりに解釈して表現をしていただいたのです。

一幕一場 宵祭り
一幕二場 心に宿る花の記憶
二幕一場 源流の探求
二幕二場 使命と継承
三幕一場 花の道と心の旅
四幕一場 誇りと絆の饗宴

それぞれの場に出演された皆さんごとのテーマの解釈や表現があり、なるほど~!!と思わず唸るものや、そう来たかぁ~~と驚かされたものなど、皆さんの多彩さには感心させられました。

うまく行かない事は挑戦者の勲章です

はっきりいます。今回の花宴の全ての出演者が、これはうまく行ったなぁという部分と、いやぁ、、想定のようにうまく行かなかったなぁという部分を、自分たちで感じておられると思います。
と、こういうお話をさせていただくと、「うまく行かなかった=駄目なこと」と解釈される方が多いですが、私はそうは思いません。思い通りになったことも思い通りにならなかったことも、どちらも経験値はプラス1を積み上げる事が出来ているのです。
なので思い通りになったことも思い通りにならなかっことも、どちらもただの結果であり、そのこと自体はあまり重要だとは思いません。それよりも今回の経験をもとにして次にどう生かすことが出来るかという事こそが、一番大切なことだと思うのです。

もっと言うならば、思うようになっていないことにこそ学びが含まれているし、次への課題が存在しているのです。なので、出来なかった理由探しをして傷の舐め合いをするようなことなく、次への課題として自己成長の糧とすることこそが大切だと思うのです。

うまく行かなかったというのは、挑戦したからこその結果であり、その意味で言うと「挑戦者の勲章」に他ならないのです。

花宴 HANAUTAGE 第二幕一場 「源流の探求」

それでは花宴の二幕一場、「源流の探求」の動画をご紹介させていただきます。
動画の中で、出演者のデータや作品のデータなどもご紹介させていただいていますので、最初から最後までお楽しみくださいね。

なお音が出ますので、再生されるときにはボリュームにご注意ください。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。