私がいけばなを通じて皆さんにお伝えしたいのは、「贅沢な生活」ではなく「幸せな生活」です

こんにちは、内藤正風です。

今日は経営者の皆さんが集まられるいけばな教室を開催しますので、これから神戸の教室に向かいます。
ってことでBlogを書き上げたら行ってきます。

いけばなは贅沢ではありません

いけばなと聞くと、贅沢な事と捉える方があります。
ま確かに、今日の晩御飯のお米がないのにお花を買いに行っている場合ではありませんので、その意味では広義での贅沢という事が言えない事はありません。

しかし、お花=花の咲くものとか、お花=買うものという考えは一面的なモノになりますので、お家に生けるのはお花でなくてもグリーンの葉モノや枝モノでも良いのですし、そのようにして幅が広がると、買って来なくても野に咲く植物をお家に飾ることも出来る様になりますので、プライスレスで楽しむことが出来る様になります。
あっ、よそのお家のお花とかを勝手に採取しちゃだめですよ。犯罪になっちゃいます。(笑)

いけばなの目指すものは、習われた方の幸せな生活です

いけばなって聞くと「お花の生け方を教わる」って思っておられる方が多いです。
確かに私が開催しているいけばな教室では、様々な生け方や色んな材料の扱い方について皆さんにお稽古をしていただいています。

そしていけばなをしたことのない方やいけばなを習いに来られている方、いけばなを教えておられる方、そのほとんどが「お花の生け方を教わる(教える)」って思っておられ方が多いのではないでしょうか。
しかしこれは大きな間違いなのです。

いけばなとは、お花を生けたり飾ったりすることを通じて、幸せな生活を楽しんでいただく事が一番の目的です。なので決まった形に生ける事や、きまりを学ぶ事は、お花の楽しみを広げたり深めたりするための手段でしかないのです。
だって、
決められた形にお花を生けたからと言って、習われた皆さんが幸せになることはありませんし、もちろんいけばなの楽しみも広がったりはしませんから。

なので私は、お稽古された皆さんが持ち帰られたお花をお稽古の復習をしながら生けて下さったり、あるいは自分に合う楽しみ方で生けて楽しんでくださっている姿を見るのが大好きなのです。

「贅沢な生活」と「幸せな生活」は別物です

最初にも書きましたが、お花を生けるって聞くと贅沢な事と思われる方も多いですが、お花を生ける事は贅沢でも何でもありません。
分かりやすくワインに例えると、ワイン
を飲む事は贅沢ですか?
すごく高いワインもありますが、ビールより安いワインもあります。
すなわち「ワインを飲むこと=贅沢」ではないという事です。

では次に、1本10万円のワインを飲むと幸せになることが出来るでしょうか。
値段が高いから幸せになることが出来て、安いものでは幸せを感じる事が出来ないなんてことも絶対になりません。
これも例を挙げると、
有名な寿司屋さんのお寿司や有名なレストランの料理は美味しいです。
けれど、お母さんの焼いてくれた卵焼きや、むすんでくれたおにぎりの味はいつまでも忘れないし幸せを感じますよね。

お花を生けるのもおなじです。
決まった形に生けるとか沢山のお花を使って豪華に飾るとか、それは言うなれば「私はいけばなを習ってこんな生け方が出来るのよ」っていう事であったり、「こんなに沢山のお花を使ってお金が沢山掛かっているのよ」っていうような、「贅沢」をしているっていうだけの事なんです。

「贅沢」と「幸せ」は別物です。
いけばなは皆さんに、お花がある事で生まれる幸せな時間や、お花がある事で生まれる幸せな生活がどうすれば得る事が出来るかを学んで頂くのが一番大切な事なのです。

たった一輪のお花を生けたり飾ったりするだけでも、お花を通じた楽しみや喜びは味わう事が出来ます。
そんな楽しみや喜びを「いけばな」を通じて、もっと皆さんに楽しんでもらいたいと私はいつも思っています。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。