忙しいからできないという言葉を耳にすることがありますが、忙しいって実は自分でそのようにしてしまっている事にお気づきですか

こんにちは。内藤正風です

今日の会議の中で、時間が無くてバタバタなんです。。という話を耳にしたのですが、忙しいという事が原因の様に語られていますが、実は忙しいは原因ではなく忙しくなっている大元にこそ元凶があるってことだよなぁって思ったので、今日はそんなことについてブログを書きたいと思います。

時間がない原因は、そんなスケジューリングをしたことにある

今日は午前中仕事をして、終わり次第駆けつけてきたので忙しくてお昼ご飯も食べていないんです。。。ってよくあることですよね。
これって一見すると「忙しくてお昼ご飯を食べる間もなかった」という風に考えがちですが、実は問題はそこじゃないと私は思うのです。
では問題はどこにあるのかというと、スケジューリングをした自分にあるという事なのです。

たとえば、お昼ご飯を食べる事が出来る様にするだけならば、おにぎりとかパンとかを移動中にサクッと食べる様にすれば済むことですね。
あるいは時間のゆとりが無いという事ならば、午後からの予定をもう30分とか1時間遅らせるとか、そもそも違う日時に設定すれば済むことだと思うのです。

すなわち、この忙しさは自分でそのようにしてしまっているのに愚痴を言っているって事にほかならないのです。
矛盾していますね。(笑)

頼み事は忙しい人にしろ

そういえば「頼み事は忙しい人にしろ」という “ことわざ” がありますよね。
??   ことわざ?? 言い伝え? 都市伝説?? 噂???(笑)
まあとにかく、これって本当に的を得た言葉だなぁといつも思います。

いつも忙しくされている先輩に、頼み事があったり相談があったりして伺ったら、大半のことはその場で結論がでちゃいます。
誰かに何かを頼んでいただくような時には、伺っているその場ですぐに電話するなどしてくださいますし、自分ができないことや知らない事は、「それは無理だわ〜」ってハッキリ言って出来るような素振りはせず、気を持たせるようなこともされません。
そして今すぐ返事ができないようなことも、まあ大半は24時間以内にお返事をくださいます。

とにかく、いま出来る事はすぐに行ない、出来る事からどんどんこなしてゆかれるので、結論が早いのです。

スケジューリングはゆとりをもって

スケジュールって、空いている時間を埋める様に入れてゆかれる方があります。確かにスケジュール帳的には間違いではないのですが、そういう方は大きな事を1つ忘れておられるのです。それは「人生は思わぬことの連続だ」という事なんです。

人間が生きていて、100%思った通りになる事ってどのくらいあるでしょう。程度の大小は抜きにして、思った通りになる事なんてたぶんほぼ無いと思うのです。
すなわち予定通りにならないのが人生という事なのです。
なので隙間時間もゆとりもなくスケージュールを入れてしまうという事は、想定外の事に対応するゆとりがない状態だという事なのです。

私が頑張ればいいから。。。は、何もうまくは進まないです

これだけ動かないと回らないんです。。。という場合には1つ見直しが必要なことがありますね。
それは、全てを自分で背負い込みすぎという事です。
その作業は自分でなければできない事なのか、あるいは他の方にお願い出来る事なのか。ということです。

人にお願いしなくても私が頑張ってすればいいんだから。。。って考えで自分ですべてを背負い込んでいくと、自分が疲弊してゆくと共にそのうち不平不満が口から出てくるようになっちゃうのです。
これって実は、自分が疲弊しているだけではなくて、人にお願いすることが出来る事を自分で背負い込むことによって、自分の周りにいる人の成長の機会を奪ってしまっているという事でもあり、ダブルで悪循環にはまって行っているのです。

忙しいは誇れることではありません

日本人って、忙しい=出来る人とか、いそがしい=真面目な人みたいな思い込みがあるように思うのですが、これって大きな間違いだと私は思うのです。
自分のスケジュールをコントロールできていないから忙しいという結果になっているのですし、自分のするべき仕事や職務を仕分けできていないから何でも背負い込んでしまい忙しくなってしまっているってことに他ならないのです。

初めて経験することで勝手がわからない間は仕方がないでしょうが、2年目や3年目以降は忙しいをコントロールできるようにしたほうが、何事も楽しくなりますよ。
折角に人生なんですから、楽しまないと勿体ないですよね。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。