これからの時代、勤めている会社の看板を外し会社の枠組みから外れても出来る事を作っておかないと、生き残ることが出来なくなっちゃうと思います

こんばんは、内藤正風です。

今日は、兵庫県いけばな協会の大先輩のお通夜から帰ってきてのブログアップです。

自分の人生最後の瞬間に「面白い人生だったなぁ」って思えますか

その大先輩は89歳で亡くなられましたので、男性の平均寿命が79歳という事で考えれば大往生という事が出来ると思います。

寿命は1人1人違いますので、自分が何歳まで生きるのかなんて全ての人が分からずに人生を過ごしています。そんな中で私は、少なくとも自分が死ぬときには「面白い人生だったな~」と思えるようにしたいなぁと常々思っています。
よく「悔いの残らないように」って言われる方が多いですが、たぶん悔いは残るんじゃないかなぁと思います。だって、自分のしたいと思っている事の全てをやりつくすという状態には、中々なれないと思うので。。。

あっ、誤解が無い様に言っておきますと、「○○をしておいたら良かったなぁ~」という後悔は残しませんよ。私の言う後悔は「タイムトラベルがしたかったなぁ」とかっていう部類のものですね。

なので私は自分の人生の最後の瞬間に少なくとも、「人生面白かったなぁ~」って思える様になっておきたいと思うのです。

人間は、お互いに違うからこそ特徴になるし価値がある

人の顔色をうかがって生きていても、絶対に楽しくないと思います。人と同じことをして生きてゆくのも楽しくないと思うのです。だって人間は1人1人全員違っているのですから。

顔も体型も違いますよね。育った地域も環境も違います。同じ親から生まれ同じ親に育てられた兄弟姉妹なのに、それぞれの個性があります。
なのに同じようにしないといけないとか、同じでないことを悪い事の様に考えること自体に無理があると思いませんか。

人間は人と違っているから価値があるのです。それぞれの違いが特徴となるから魅力になるのです。

高度成長時代やバブルの時とは、全てが変わっています

世の中は高度成長時代やバブルのころには「企業戦士」という言葉があったように、従順に命令に従う戦士が求められていたし、学校を始め社会のシステム自体がそういう戦士を作りあげるようになっていました。(私の子供のころはまさにこういう価値観の真っただ中でした)
なので他の人と違う事は「悪」と考えられ、同じ思考、同じ行動、同じ生活をすることこそが最上という風に位置づけられていたのです。

しかし現在では終身雇用自体が崩壊し、企業戦士なんて誰も求めていない世になり、その上40歳半ばくらいになったら早期退職を求められ、年金なんてアテにはできないような中で、人と同じ思考、同じ行動、同じ生活なんてしていたのでは、家族を連れて路頭に迷わないといけなくなっちゃうのは火を見るよりも明らかですよね。

会社の看板を外し、会社の枠組みから外れても出来る事はありますか

自分にできることは何でしょう。企業の中にいて出来る事ではないですよ。会社の看板を外して会社の枠組みから外れて自分1人で出来る事です。
自分のしたい事や、自分の出来る事を意識して、日々の生活の中でそういうことを磨いてゆかないと、これからの時代に生き残ってゆくことは難しくなるなぁという事を感じた、今日のお通夜でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。