新しい事は、とにかくやってみないと分からないし、新しいチャレンジは必ず自分を成長させてくれる

こんにちは、内藤正風です。

今日は午前中に私ども光風流のSNS委員会の会議をオンラインで行ないました。

兵庫県の感染者数も減り緊急事態宣言も今月いっぱいで解除されそうな感じになってきていますが、今はまだ緊急事態宣言真っ只中ですので、光風流では流派や支部としての動きは全てオンラインで対応するようにしています。

新しい事はとにかくやってみないと分からない

このSNS委員会の中で、最近はやりのclubhouseや、先日から私が始めたstandfmを使った音声配信「内藤正風のちょいネタRadio」の話からの続きでお話させて頂いたのですが、新しい事はとにかくやってみることが必要だと私は思っています。
その理由は大きいものは次の2つです。1つ目は、時代が進めば新しい事がどんどん生まれてくるという事。2つ目はその新しい事が次の時代のスタンダードになるという事です。

たとえば通信手段など良い例だと思います。
最初は”のろし”や”手旗信号”だったものが、ダイヤルを回すアナログ式の黒電話になり、ボタンを押すデジタル式のプッシュホンになり、携帯電話になり、携帯電話でメールなどを送ることが出来るようになり、スマホになりました。
すまわち時代とともに新しいものが生れて、その新しいものが時代のスタンダードになって行っていますよね。

「携帯電話なんて持たない!!」って言われている方もあります。それはその方の判断であり選択ですから良いとか悪いとかってことではありません。
しかしその方は自分が気付かないところで、不便になっていたり不利益を被っていたりしているんです。

そしてその逆に「私は年だからもうスマホなんて持たなくていい」って言われていた方がスマホを持って使ってみて、「年だから要らないって思っていたけど、凄く便利だし持ってよかった!」って言われている方を何人も見ています。

新しいものというのは一体何なのかわからない存在ですから、人は確固たる理由もなく拒否反応が先行しちゃうんですよね。
しかしそれは本能的にというか動物的に人間が未知のものに対する自然な反応なので、その拒否反応に身をゆだねるのではなく意識して取り入れるようにしたほうが、自分自身を進歩させることが出来るのは間違いないのです。

やってみて良くなかったら、やめればいいだけ

新しいものは、分からなくて当然です。だって今までになかったからこそ新しいモノなのですから。ってことは、いくら見ていてもいくら聞いていても理解できるはずが無いんです。

たとえば「キャビア」を知らない人に、チョウザメの卵の塩漬けとか、黒い明太子みたいなのとか、明太子みたいだけどもっと塩辛いとか、そんなことをいくら言っても理解なんてできないですよね。
だって知らないんだから想像も出来ないし、何かに置き換えて例えてもらってもそのもの自体の理解には至らないですよね。
100の説明を聞いても理解は出来ないけれど、1回キャビアを実際に食べてみたら一発で理解が出来ます。

そしてそのうえで、キャビアは美味しくないと思ったらもう食べなければいいのですし、コレは良いなぁと思ったら食べ続ければいいだけの事ですよね。
あるいは最初はよくわからないので食べ続けなかったけれど、ある時食べた料理がとても美味しかったのでそれ以降食べるようになったというパターンもあります。
いずれにせよ食べもせずに、分からないとか良くないとか言っていても仕方がないという事です。

新しいチャレンジは、必ず自分を成長させてくれる

新しいチャレンジには必ず学びがあります。それはやってみた結果、あまりよくなかったとしてもです。
なぜなら、やってみた結果、私はこうこういう理由であまり良くないと思ったとかって言う自分の意見や考えを言うことが出来るのですから、これって学びを得たうえでの成長ですよね。

少しでもステップアップやレベルアップをしたい!、成長や学びを得たい!と思うなら、新しい事にはどんどんチャレンジしてゆくべきだと思います。
だって、そのこと自体には何のリスクもないのですから。

自戒も含めて、新しい事に興味をもつことが出来、そして新しい事を拒否しない柔軟性を持ち続けるようにしたいと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。