「釣り針」と「いけばな」が ”マリアージュ” 光風流いけばな展の作品作りを公開しちゃいます

こんにちは、内藤正風です。

今日は朝から夜まで、光風流本部いけばな教室で「光風流いけばな展」の作品準備のお稽古を行なっています。

お稽古に来られた方が搬入中は、お花畑になっています。(笑)

光風流いけばな展まで2週間を切りました。

いよいよ光風流いけばな展まで2週間を切りました。

もう第4コーナーを曲がって最後のラストスパートって感じですね。

作品を展示する皆さんも、それぞれに最後の作品の仕上げを一生懸命にされています。

この度の光風流いけばな展では、色々な方とコラボレーションをします

今回のいけばな展は、光風流創流60周年を記念して開催をいたします。
なので今回のいけばな展では、未体験のことに挑戦し新たな一歩を踏み出す機会とするために、様々な世界の方とコラボレーションを行うことになりました。

ちなみにどのような方がコラボレーションにご賛同くださったか、ご紹介させていただきます。
(順不同、敬称略)

青田賢蔵(日本画家)
ごとうみのる(書家)
播州織工業協同組合
兵庫県釣針協同組合
藤井みち子(オリジナル木彫り)
(株)森川住宅
レーザー加工 Aー16

どうですか、いけばなと関わりが想像できるもの、いけばなとの変わりが想像もつかないものと、本当に色々な業種業態の皆さんがこの度はお力添えくださり、このようないけばな展を開催する事が可能になりました。

思いこみや固定概念から、自ら脱却する事が第一歩です

このコラボレーションで大切なのは、脱却です。ある意味、解脱と言ってもいいかもしれません。(笑)

だってコラボレーションとは共存ではなく、融合しなければ意味がないと思うのです。
そのためには、我が我がと自己主張をするだけでは相手の良いところを知ることも見つけ出すこともできないでしょうし、それができなければ双方の特徴的な部分を引き立たせることには昇華できないのです。

なのでその第一歩は、自分の思い込みを解消する事であり、固定概念を自らで疑うことから始まると思います。

一歩一歩階段を上るように、作品作りは進んでいます

作品作りに一足飛びはありません。
イメージし、デッサンを起こし、必要な技術の習得の練習を行い、作品作りに必要な花器や花材を集め、作品を生け、生けたものをブラッシュアップを何度も重ねて完成に近づけていく、この過程を踏んでゆかなければなりません。

これはすべての人が必ず通る段階です。
この過程の一部分でもおろそかにしては、良い作品を生み出すことはできないのです。

釣り針といけばなの融合も着々と進んでいます

今日の午前中お越しになられた皆さんは、釣り針とコラボレーションをされています。

釣り針といけばななんてどうなるの???って思われる方も多いと思いますが、これがちゃんと作品になっていっています。
まさに「マリアージュ」しています。

そんな作品作りの様子を動画で紹介しますね。
タイムラプスですので、43秒間の動画になっています。

光風流いけばな展をお楽しみに!

会場でもお楽しみいただく事ができるし、会場に来なくても楽しんでいただく事ができるいけばな展を準備しています。

とは言え、どうなるかは、当日、蓋を開けて見ないとわかりません。
いずれにしろ、大好評か思いっきりコケるかの2つに1つですから、どちらにしても皆さんには楽しんでいただく事ができると思います。

乞うご期待ください!!

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。