ご紹介が遅くなりすみませんでした。梅雨も明け8月になりました。夏の匂いを感じて頂くことが出来る光風流カレンダーの作品を紹介します
こんばんは、内藤正風です。
お盆の月になり、例年なら「夏休みはどこに行こう」とか「おじいちゃんおばあちゃんに会いに行こう」と盛り上がる月ですが、今年は新型コロナの拡散防止と、この第2波の中ですので、例年とは全く違う夏休みになりました。
8月は暑さも盛りとなり、新コロだけではなく熱射病にも注意が必要です
今年の夏は例年に比べて注意が必要だなと思っています。なぜなら今年の夏はいつもと違うからです。
今回の新コロの拡散により、マスクをするのがスタンダードになりました。
しかし夏にマスクなんてしていると息苦しさを感じたり、呼吸によって体外に放出されていた熱が内にこもってしまって、熱射病のリスクも高くなってしまいます。
そんな中でこれからの夏本番を乗り越えてゆかないといけないのですから、水分補給をはじめ栄養補給もしっかりと行なわないといけないと思うのです。
そんな8月ではありますが、皆さんに見て涼しさを感じて頂くことが出来る作品が”光風流カレンダー”に掲載されているので、ご紹介させて頂きます
8月のカレンダー作品
「今月の光風流カレンダーの作品」を紹介させて頂きます。
◇作者
岡本 節甫
◇花材
タカノハススキ(細長い葉)、ヒマワリ(黄色)、リンドウ(青色)、サンキライ(丸い葉)
◇花器
光風籠
◇花態
投入
◇敷板
組合せ花台
この作品を生けられた岡本節甫さんから、作品についての一言
光風流創流60周年という大きな節目にカレンダーの撮影に参加できましたこと、とても嬉しく運命の様に思っております。
思い返せば60年前に私が岡本家に嫁いでまいりましたとき、流祖内藤光風先生と私の舅である岡本竹風先生が光風流創流に向けた生みの苦しみの真っただ中に居られる姿を間近に目にする機会がありました。
それから1か月後の1月22日に光風流が誕生いたしました。
あれから60年、感無量でございます。
回想はこれくらいにしまして、作品で使用している”籠”は、平成14年の夏季セミナーのテーマが「籠」という事で、セミナーの特別講座において裏千家出入り方でもある矢口竹心斎先生のご指導を受けながら制作しました。そして内藤正風家元と矢口竹心斎先生が相談し「光風籠」と命名されました。
作品につきましては何のひねりもない花となっておりますが、8月の暑い時期という事で涼を感じて頂ければ幸いでございます。
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岡本先生の生け込み風景です。
繋がる”ご縁”
岡本先生のお話に出ていた矢口竹心斎先生は二代目になり、初代の矢口竹心斎先生と流祖内藤光風が友達で、そこから二代目矢口竹心斎先生と私のご縁になり、平成14年の夏季セミナーで特別講師をお願いさせて頂きました。
色々なところでご縁って広がってゆくものですね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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