リアルが充実しなければオンラインの良さを引き出すことは出来ません。だってオンラインは1つの道具であり、それをどんなふうに役立てていくかって事が大切なのですから

こんばんは、内藤正風です。

いよいよ明日は”オンライン講習会”です。
っていっても、今日もオンラインで研究会を開催しているので初めてってわけでは全然ないのですが、明日開催するクラスの皆さんにとっては初のオンラインですので、心配されている方もあるのではないかと思います。
大丈夫ですよ~~!!!

明日はオンライン講習会の「い・ろ・は」から始めます

オンライン講習会って、スマホやタブレットやパソコンなどがあれば、簡単に出来ちゃいます。ええ、ほんと時代は進歩したもんです。
今回の”新コロ”のおかげでオンラインでの会議やセミナーなど一気に注目を浴び、そして皆さんが使うようになりました。そりゃ簡単だし便利ですもん、そうなりますよね。

私もこれまでに、海外の支部の方とのやり取りにビデオ通話を行なったり、お稽古の指導にビデオ通話を使ったりはたま~にしていました。
しかしそれは凄く幼稚な使い方しかしていませんでしたが、そんな中で「ネットを使って会議をしたりお稽古をしたり出来たら、距離感って関係なくなるし移動に掛かる時間の節約にもなるなぁ」なんて事は思っていたりしていました。

そんなオンライン講習会や会議が、この1~2カ月で普通の事になってしまっているのですから、「初めてだから良くい解らない」とか「不安だなぁ」って思われている方も多い事と思います。
なので明日はオンライン講習会の「い・ろ・は」から始めますので、どうぞ安心してくださいね。

オンラインがいくら進歩しても、リアルに勝るものは無い

これまで書いたようなことを言っていると、「そんな機械に頼ってどうするの。。。」「新しもの好きやなぁ」とかって思われる方もおられると思います。(新しもの好きは確かにそうですけどね(笑))

なのであえてここで言わせて頂くと、私は「全ての基本は”リアル”にこそある」と思っています。
1カ月に1度ずつ会っている人と月の間にオンラインで会う事で、より一層関係性を強くする。
定期的な会議だけではリアルタイムな動きにならない部分も出てくるので、必要に応じてオンラインの会議も併用していく。
お稽古に教室まで行くことが出来ないので、隙間時間にオンラインで指導を受ける。
こんな風にリアルがあるからこそオンラインが生きてくるのです。

リアルが充実しなければオンラインの良さを引き出すことは出来ない

先にも書いたように、私は全ての基本はリアルにあると思っています。リアルが充実しているからこそオンラインという環境を活かし今まで以上に可能性を広げていくことが出来るのです。

だって、関係性が深く信頼が強い間柄の人と、知り合って間がなく信頼関係を構築するところまでまだ行っていない人がいたら、オンラインで会議をしたときにどちらの人の方がより良い会議の成果を上げることが出来るでしょう。
言うまでもなく関係性が深く信頼が強い間柄の人の方に決まっていますよね。

これから仕事や日常の中でオンラインを使う機会はどんどん増えてくるようになるでしょう。しかしだからこそ、リアルの関係性や日頃のつながり、信頼関係が今まで以上に大切になってくると思うのです。
オンラインは1つの道具でしかありません。それをどんなふうに便利に自分たちにとって役立てていくかって事でしかないと思っています。

パソコンやスマホの前で全部が終わるなんて思っていたら絶対にダメです。
これからは益々、”誰と出会うか” ”どこに行くか” ”何をするか”という事が不可欠だし大きな意味を持つ時代になるんだなと思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。