長老の先生のいけばな作品の写真撮影を通じて、「いつまでもお花と関わり現役で頑張ることの大切さ」という事について身をもって教わった気がした1日

こんばんは、内藤正風です。

先週末のいけばな作品の写真撮影は、とても幸せな時間になりました。

長老の先生が ”いけばな作品” の写真撮影をしてくださいました

光風流は来年創流60周年を迎えます。
その記念事業の1つとして出版を行なうのですが、その出版する本に掲載するいけばな作品の写真撮影に長く光風流を支えて下さり、今も私たちを導いてくださっている長老の平川延風先生がお越しくださいました。

この平川先生は、地元の支部を中核になって牽引して下さり、光風流全体も役員として支え指導にあたって下さった先生で、今は病気の養生をしながらお花を楽しむとともに、お弟子さんの指導にもあたって下さっています。
ご病気になられてからは”いけばな作品”の写真撮影とかはされていなかったので、スタジオで写真撮影をされるのは10年ぶりくらいになるのではないかと思います。

やっぱり ”いけばな” が大好き!という事がヒシヒシと伝わってきました

ご病気をなさっておられるので、写真スタジオまでは平川先生のお弟子さんの車でお越し下さり、器や敷板や花材などもお弟子さんがお手伝いして運んでくださったのですが、お花はご自身で生けて下さいました。
ってか、自分で作品を全て生け、写真撮影をしながら作品の気になるところの微調整などもすべてご自分で行なってくださったのですが、年齢やご病気なんて全く感じない凄いパワーでした。

その様子を拝見していたら、”いけばな”が大好きだし、お花を触っているときが最高に幸せなお時間なんだなぁってヒシヒシと伝わってきましたし、拝見している私自身がとても幸せな気持ちになるとともに、もの凄く嬉しくてたまらなくなりました。

後輩の皆さんにも愛されている先生です

スタジオに到着してから、「そうだ!せっかくだから平川先生にお世話になった後輩の皆さんに、いま写真撮影をされていますよ~ってお知らせしてあげよう!!」って思って急遽LINEをさせて頂いたら、こんなにたくさんの皆さんが駆けつけて下さいました。
それも差し入れをもって。

私がこんなこと言うのも失礼になっちゃうかとも思いますが、いや~、さすがです。こんなにも後輩の皆さんから愛されているのですから。

元気でご活躍くださっているときに、いかに若い人たちに目をかけて指導して下さったりサポートして下さったのかという事がものすごく伝わってきますでしょ、この写真。

”いけばな”の持つ力を改めて感じました

この日は本当に幸せな気持ちになるとともに、"いけばな"ってこんなにも人間を幸せな気分にしてくれるものなんだってことを改めて感じることが出来ました。

そしていつまでもお花と関わり、現役で頑張ることの大切さという事について身をもって教わった気がした1日になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。