いよいよ明日、「光風流いけばな野外展 in 芦屋」開催します

こんにちは。内藤正風です。

突然ですが、明日、いけばな展を開催します。それも屋外で行います。

光風流いけばな野外展 in 芦屋

実は昨年の6月に開催を計画していたのですが、大雨で急遽中止にした「光風流いけばな野外展 in 芦屋」を今回開催することにいたしました。

ときは明日5月25日(土)、ところは潮芦屋緑地(芦屋総合公園内)、時間は12時から16時までとなります。

いけばな展の会場が、分かりにくいかもしれませんので詳細をご案内します

会場にお越しいただく時に、ナビで入力して頂く会場名は「芦屋市総合公園」でOKです。

ただ「芦屋市総合公園」と言っても広く、ウロウロして頂くのはかなり体力を消耗します。
私達が作品を展示する場所は、以下の図の『2』の部分にグラウンドがあるのですが、その南側(図では下)にあるスペースで行います。

 

お車でお越しの方は、パーキングが阪神高速湾岸線の高架の下と、海岸寄りのエリア(図の「P」の部分)の2か所がありますので、そちらに駐車してお越しくださいね。

現地にお越しいただいているのに「会場がどうしてもわからないーー!」って時には、ラインでもメッセンジャーでも電話でもいいのでご連絡くださいね。

作品の搬入や作品作りは当日の午前中に行います

作品の資材の搬入や作品作りは、当日(5月25日)の午前9時から12時までの間に現地において行ないます。

作品をご覧いただくだけではなく、どんな風に作品作りをしているのかなー?って思われる方は、朝からお越しいただいてもOKです。
あっ、展覧会の資材の搬入を手伝ってあげようとか、作品作りのお手伝いをしよう~!!とか思ってくださる方は、大歓迎です!!!

作品展示を行うメンバーを紹介します

今回の野外展は5人で展示を行ないます。

VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)の第一人者 ”マットさん” こと藤井 雅範さん

 

大阪は加賀谷商店街のお洒落番長 ワチャワチャさせたら日本一の ”オッキー” こと沖 啓太郎さん

 

パワフルすぎるポップアップショップの達人 ”りーちゃん” こと工藤 友里さん

 

今年の4月からは大学の先生もしているジーンズのスペシャリスト ”マドンナ” こと雑賀 静さん

そして私の5人が、1人1作品ずつ展示を行ないます。

なぜ芦屋、そしてなぜ屋外なのか

現在、月に1度ずつ芦屋市民センターを中心に教室を開催しているという事、そしてその中核メンバーが芦屋市在住であるという事も確かに大きな理由です。
しかしそれ以上に大きな理由として、芦屋市は「GUTAI」の発祥の地であるという事にあります。

「GUTAI」とは「具体美術協会(ぐたいびじゅつきょうかい)」のことで、戦前から活躍していた前衛画家の吉原治良を中心に1954年に兵庫県芦屋市で結成された団体のことです。
この「GUTAI」は日本よりも海外での評価のほうが高く、団体としての活動は18年間しか行なわれていないのですが、現在でも美術展が開催され多くの来場者があるほどなのです。

そんな「GUTAI」ですから、芦屋教室でお稽古をするメンバーももちろんその存在を知るところですし、様々な機会に「GUTAI」からの刺激を受け、「自分たちも何かを出来ないか、何かをしたい!!」という思いから今回の野外展の開催に結びついていったのです。
それはまさしく「GUTAI」という名称のもとになった「我々の精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という想いに通じるものでもあると私は感じています。

さて「GUTAI」に刺激を受けたと聞くと、この度のいけばな展では前衛的なことをしようとしているのかと思われる方もおられるかと思いますが、それは全く見当はずれな想像になります。
吉原治良が「絶対に人の真似をするな」、「これまでになかったものを作れ」と若手芸術家に言っていた教えは”いけばな”が約700年歴史を積み重ねてくることが出来ている教えにも通じるものであり、「GUTAI」が生み出した「行為の集積」であるという価値観を私たちも実践しようという事なのです。すなわち「とにかく行動してみよう」という事です。

何が出来るかわからない

今回の野外展では、どれだけのことが出来るかはわかりません。
だって、お稽古を始めて長い人で2年程度、そして今回初めて作品展示を行うメンバーもあり、私以外のメンバーは野外展はもちろん初体験、そのうえ私は全員の作品作りに全く関わっていない、というある意味でいうと”とんでもない”状態なんですから。
まさしく”いけばな”の既成概念に挑んでいるとおもいませんか(笑)

しかしだからこそ私は面白いと思っています。
何が生まれるのか、メンバーそれぞれが何をしようとするのか、メンバー同士の間でどんな化学反応が起こるのか、楽しみでならないです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。