伝わっていなければ何もしていないのと同じになってしまう。。。「伝わっていない」というジレンマから始まった動画の取り組み

私は光風流の皆さんへの色々なお知らせに動画を使っています
「伝わっていない」というジレンマからの取り組み
興味を持っていただけなければ、無いのと同じ

こんばんは。内藤正風です。

今日は朝から光風流の役員会を開催いたしました。
今年も3月に入り色々な事業が本格的に動き始めるにあたり、検討をしたり連絡事項をお伝えをさせて頂いたり準備をおこなったりしました。

私は光風流の皆さんへの色々なお知らせに動画を使っています

役員会で審議した内容の中から、各地の支部に連絡事項としてお知らせしないといけない事柄について、今年から動画でご連絡させていただいています。
そしてこの動画でのお知らせを導入してから、紙に書かれたお知らせよりも皆さんによりしっかりと伝わっているように感じています。

なぜこんなことを言うかというと、これまで色々な事柄についてお知らせさせて頂いてきていますが、こちらが思うほど光風流で学ぶ皆さんにシッカリと伝わっていないことがチョクチョクあったからなのです。

「伝わっていない」というジレンマからの取り組み

伝わっていないっていうのは”連絡事項”だけの事ではなく、各地で活躍している指導者の先生方を通じて配布していただこうと思ってお渡しさせていただいたイベントのチラシが、光風流の生徒さんに届いていないとかってことが度々あったりして、どうしたらいいだろうって考えた末の取り組みなんです。

紙のお知らせだとすごく業務的というか事務的な感じになってしまうんですよね。
しかし動画だと、各部を担当してくださっている役員の先生が動画をご覧になられている皆さんに直接的に話しかけるようになるので、人気（ひとけ）を感じていただけるので、全然伝わり方が違うと思うのです。

そして何よりも、役員の先生のお顔がそこにあるので、「あっ！○○先生がなんか話されている～」って、興味を持っていただけるんです。

興味を持っていただけなければ、無いのと同じ

私たちがどんなに良いことを行なおうとしていても、光風流の皆さんや役員の先生方に伝わっていなければ何もしていないのと同じことですし、興味を持っていただけなければ存在していないのと同じことになっちゃうんです。

こんなに良い事しているのに～。。。っていうのは単なる独りよがりでしかありません。
私はこんなにやっているのにみんな分かってくれない～。。。っていうのは単なるエゴでしかないんです。

いけばな展を開催しても、そのことが伝わっていなければ誰も来てくださいません。
どんなに価値あるイベントを開催しても、その価値が皆さんに理解してもらえていなければ誰も来てくださいません。
私はこれまでの経験で。自分が思っているほど人には伝わっていない事が多々あると思っています。
連絡したのに～。。は、独り言いったのに～～と同じ意味なのです。

人間は他人のしていることにそんなに興味は持ちません。
よっぽど好きな人とか近しい間柄の人からの情報には意識が向きますが、それ以外の人からの情報は単なる通り過ぎてゆく景色です。
雑音にもなっていないんです。だって耳にすら入っていないのですから。

今日は役員の先生方の動画を撮影しながら、そんなことを話しした１日でした。

内藤正風PROFILE

内藤正風

平成５年（1993年）、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。