明日の夜、前期と後期の生け替えをする”兵庫県いけばな展”で使う「兵庫の花」を受け取ってきました
こんにちは。内藤正風です。
只今、大丸神戸展において、「兵庫県いけばな展」を絶賛開催中 & 原田の森ミュージアムにおいて開催中の「こうべ芸文美術展」にも今日の朝生け込みを行い、本日から作品を展示しています。
こうべ芸文美術展の生け込み風景です。
中々にハードな週です
ええ、中々にハードです。
展覧会が2つ重なり~の、そのうえ兵庫県いけばな展では前期と後期の両方に作品を出展しているので、兵庫県いけばな展と神戸芸文美術展のあるこの1週間で生け込みが3つあるという状況です。
そしてその上に、今回の「兵庫県いけばな展」では兵庫県いけばな協会創立65周年記念として、地元兵庫にあるお花の産地の花材を使った作品を生けるという「兵庫の花を生ける」という企画展も併せて行っており、その花材を受け取りに伺うというミッションも私の担当になっているので、目まぐるしい数日を過ごしています。
兵庫県立農林水産技術総合センターに行ってきました
今日も先ほど、兵庫県立農林水産技術総合センターに伺って、こちらで育種されている「菊」を受け取ってまいりました。
菊って言っても、皆さんが想像されるような仏前に立てられているような菊とは全く趣が違います。
この菊は「サンバマム」と言って、菊の仏花のイメージを払しょくして新しいニーズを作り出そうという事で開発された新品種なんです。
そしてこのサンバマムの育種は、ここ兵庫県立農林水産技術総合センターが中心になって行われているものなのです。
この度の「兵庫県いけばな展」では、兵庫県にある産地のお花を使った作品の企画展示もおこなっています
今回の兵庫県いけばな展の「兵庫の花を生ける」の展示では、淡河のシンテッポウユリ、岡場のダリア、淡路のカーネーション、そして兵庫県立農林水産技術総合センターのキクを使ったいけばな作品の展示を行っています。
同じ花材でも、使う人や流派が変わると活かし方も全く違ってきます。
そんなところも今回のいけばな展では楽しんで頂けるポイントになっています。
この「兵庫の花を生ける」のコーナーも、明日の夜に前期と後期の作品を生け替えますので、前期とは全く違う作品が展示されるようになります。
是非、前期にお越しくださいました皆様も後期をご覧いただきお楽しみ頂ければ嬉しいですし、まだ前期をご覧いただけていない皆様には、明日の17時までに是非ともお越しいただきご覧いただければ嬉しいです。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。