忙しくていつも時間が足りないと思っている人は、自分で全てを背負い込みすぎていたりスケジューリングを間違えているのです

こんばんは。内藤正風です。
今日は今月最後の落ち着いた1日を過ごしています。

おかげで、キングダムの52巻が午後2時ごろに届いたので、暫くはお仕事の戦線からは離脱して、読みふけっておりましたが。。(笑)

 

来週は”いけばな展”が2つと”祝賀会”が1つ予定されています

さて秋はいけばな展のシーズンです。
秋には「紅葉のもの」や「実りのもの」など日本人の心を動かす材料が多いので、「いけばな展」がどうしても集中する季節になります。

私も今月はいけばな展の予定が4件あり、それなりに忙しくしています。
来週からは「こうべ芸文美術展」と「兵庫県いけばな展」があり、あわせて兵庫県いけばな協会創立65周年の祝賀会なども予定されているので、結構毎日スケジュールパンパンな月末になっています。

「忙しい」の大半は、自分で忙しくしてしまっている

世の中には口を開けば「忙しいー」っていつも言っている人や、「時間がない~」っていつも言っている人、「私ばかりがいつもさせられて・・・」って言っているような人を良く見かけます。

こういう言葉を連発している人を見ていると、ほんと忙しそうです。
横から見ていて”ヒーヒー”言われています。(?言わされているのかな??)
そしてこういう人に共通しているのは、忙しい時と落ち着いている時があるのではなく、年がら年中いつも忙しい状態なんですよね。

スケジュールが重なって忙しい時期が出来てしまうというのは解ります。だって自分ではどうしようもない中でスケジュールが続いてしまったりダブってしまうってことはありますから。
しかしそんな事は、年がら年中続いたりはしないです。

なのでいつもいつも忙しくて、自分の時間を作ることが出来ていない人や体調を崩しちゃったりしている人は、要するに「時間の使い方」が下手なんだろうなぁと思うのです。
下手というか、自分でちゃんとコントロールできていないんだとおもいます。

時間の使い方とコントロールは自分でおこなうもの

時間ってこの地球上で、唯一全ての人や物に平等に与えられているものです。
例えば1時間は全ての人や物にとって60分であり3600秒であり、同じ長さですよね。1日の長さも同じです。
って事は、この時間の使い方やコントロールの仕方次第で、同じ時間を過ごしていてもその内容はまるっきり違ったものになるって言うことです。

私が拝見していると、いつも忙しい忙しいと言っている人は、時間の使い方と計画の立て方にミスっている部分があるように感じるのです。

「しなければならない!」と思っている大半の事は思い込み

人が「しなければならない」って思っている事のうち、大半は妄想です。だってそれは自分で勝手に「しなければならない」って決めつけているだけの事なのですから。
ってか絶対にしなければならない事なんて、ほとんどありません!!

だって代わりのきかないものなんて殆どないんですから!

日本で唯一無二の存在である天皇陛下も、体調がすぐれず入院なさったりなさるときに、必要ならば皇太子殿下が臨時代行をなさるのです。
ってことは、しなければならないと思っている事のうち全部とは言わないですが、その大半はあなたがしなくても良いことであると言う事をまず念頭に置くべきだと思います。

ここを間違えるから話がややこしくなっちゃのです。

人に頼む事は恥ずかしい事では無い

その上で、あなたが絶対しなければならない事をリストアップしてください。
誰かに頼まれたとか、私がする習慣になっているとか、誰もしないから私がしないと仕方がないとか、そう言うことはしなければならない理由では全くありません。

たぶん「しなければならない事」は、ほとんど無くなっちゃうはずです。
だって大半の事は他の人でもできるのですから。(笑)

しなければならないと思っている内の大半の事はあなたである必要はないです。
あなたが会社を休んだら会社が倒産しますか?
あなたが家事を休んだら家族の誰かが死んじゃいますか?
あなたがその食事会に行かないと、食事会が無くなっちゃいますか?
・・・・・

あなたが会社を辞めたら、他の誰かがその仕事をします。
あなたが入院したら、家事は家族の誰かがします。
あなたが行かなくてもその食事会は他のみんなで楽しく開催されます。

ええ、自分で勝手に思い込んでいたり決めつけているだけなんです。

ポイントは「事」の取捨選択と順序立て

あなたの忙しさの大半は、自分の思い込みや決めつけが原因になって「事の取捨選択と順序立て」が出来ていないって事なんです。

「事の取捨選択」とは、要するに、それはあなたがしなければならない事ですか?って事です。
あなたが監督や指導しながら、周りの人に振ったら良い事はイッパイあるはずです。
まだまだ任せられないとか、私しか出来ないなんて、そういう思いの大半は単なる思い込みでしかないです。
他の人でも出来る事まで自分で背負い込んでいて、自分がするべき事とそうでない事がゴッチャになって手一杯になっちゃっているだけなんです。

「事の順序立て」とは、今しないといけない事なのか別の機会でいいのかって事です。
例えば、時間がないとか忙しいとか言いながら今しているその会話は、今しないといけないの?
後で電話で話したりラインで事足りるならば、そこで時間を割く必要はないですよね。

あるいは、今している作業、それは今しないといけない事なの?
事前にやっておけばよかった事であったり、日を改めてしたらいい事ならば、今この時間を浪費する必要はないですよね。
とにかくやりましょう!っていうような、終わりの時間を決めずに行動して無意味に時間を浪費しているような事もありませんか?

今すぐにしなければならない事
しなければならない事
しなくて良い事(してもしなくても良い事はしなくていい事です)
これらをちゃんと区別し選択する事が大切なんです。

そしてこれらを実践していく中で、あなたでなければ出来ない事、あなたでなければならない事を増やして行く事こそ、人生が楽しくなり人生を満喫できる事なのです。

出来る人は時間のコントロールをして、人生を満喫しています

ハッキリ言います。
自分の時間を大切に出来ない人は、人の時間も大切に出来ていないです。
浪費と言うとお金って思われがちですが、時間の浪費は絶対に取り返す事が出来ません。

沢山の事を行い成果を出している人ほど、時間のコントロールをされています。
自分の趣味や家族との時間をしっかりと楽しまれています。
そういう人たちを見ると、もっともっと私もそうなれるようにしなければなぁって思います。

忙しい忙しいと言われている人の方が、時間に振り回されて仕事も趣味も家族との時間も中途半端になっているように思います。

なんでいつもいつも、のべつまくなしにこんなに忙しいんだと思われている人や、いつも私にばかりにする事が回ってくると思っている人は、一度自分の時間の使い方を見直してみてはどうでしょうか。
自分の時間は自分でコントロールしなければ、逆に時間に振り回されちゃうばかりですよ。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。