いけばなは、自社ブランドのイメージやブランドコンセプトを一瞬でお客様に伝えると共に理解して頂くツールとして、手軽に役立てて頂く事が出来るのをご存知ですか
目次
こんにちは。内藤正風です。
今日は夕刻から、光風流の来年のカレンダーに掲載する作品と、光風流のホームページに掲載する作品の写真撮影の立ち合いに行ってきました。
「お花と私」を撮影しているところを撮影しているところの撮影(笑)(Photo By 宮本大希さん)
”いけばな”は、生けて楽しみ見て楽しむだけのものではありません
いけばなと聞くと、作品を生けて楽しんだり、生けられている作品を見て楽しむだけのものと思われる方が多いですが、実はそれだけではありません。
いけばなにはもっともっと沢山の可能性や役立て方が有るのです。
現在”マドンナ”こと雑賀静さんが、大阪の梅田にある「阪急百貨店」において自社ブランドのジーンズとアーティストとコラボしたポップアップショップ「Denim vs Art」を開催されています。
「Denim vs Art」というのは、マドンナが販売されているジーンズはじめTシャツや小物などに、現在活躍中のアーティストさんに絵を描いてもらい世界に一つだけの一品を作るというショップなのですが、この会場で自社ブランドのイメージをお客様にお伝えするツールとして、いけばなの作品を役立ててくださっているのです。
こどもの日という事で、菖蒲を生けてくださっています。
マドンナは以前に出展されていた西武高槻店においても、いけばなで自社ブランドのイメージをお客様にお伝えしてくださっています。
この時は、お雛様ということで、モモを生けてくださいました。
あなたのお店やブランドや会社は、埋もれてしまっていませんか?
百貨店の中に無数にあるショップの中で、自分のお店を際立たたせると共に、ブランドコンセプトを一瞬でお客様に伝えると共に理解して頂くって簡単な事ではありません。しかし「いけばな」を使うと一瞬で伝える事が出来るのです。
たとえばお花が飾ってあるということは、このブランドはお花を飾るという事やそう言う空間での豊かな生活を大切に考えているって事ですし、いけばな作品が自然的な作風ならば自然を大切に考えているブランド、前衛的な作風ならばそう言う方向を向いたブランドでっすよっていう事が、一瞬でお客様に感じて頂く事が出来ますよね。
いけばな作品は、あなたの伝えたいことを一瞬で伝えてくれます。いけばな作品は口ほどに、、、いや、口以上にものを言うのです。
いけばな作品と一言で言いましても、そこからは、作風、構成、色合い、匂いなどなど、いけばな作品から発せられている情報はとても沢山あります。そしてその一つ一つの情報が、色んなイメージにつながると共に色々な想像をする事が出来るのです。
お家の玄関、会社の玄関や窓口、お家のリビングや会社の応接室など、お花がそこにある事で、お越しになられた皆さんに簡単にイメージが伝わります。そして何よりも自分自身やご家族、従業員の皆様に、何を大切に考えているのか、どんな価値観を持っているのかということを知らず知らずのうちに伝え理解して頂く事に繋がるのです。
沢山のお花を生ける必要はありません。本数少なくていいので自分のイメージを形にして飾ってみてください。いけばなはあなたの癒しになるだけではなく、あなたの価値観やイメージを周りの皆さんに静かにそして確実に伝えてゆく道具として働いてくれますよ。
内藤正風PROFILE
-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。