感謝しなさいって言われるけれども、感謝って ” しなさい” って言われて出来るもんではない。

今日は、お正月花のお稽古を中心に、クリスマスのお花やいけばな体験で充実の一日になった、光風流家元 内藤正風です。

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水引の結び方でお悩み中~。。
けれどこの後すぐに出来るようになられましたよ!

 

今日お稽古の後にお弟子さんと話をしていて、「感謝しなさいって言われるけれども、感謝って”しなさい”って言われて出来るもんじゃないよね」って話になりました。

私は、感謝って「しようと思って」あるいは「しろと言われて」しているのは感謝ではないと思うのです。
だって笑顔でわめいてるみたいなもんじゃないですか(笑)
竹中直人さんが時々しているのご覧になられたことありませんか(^^)
心から自然発生していなければ感謝しているふりですよね。

私は感謝の気持ちが自然に湧くためには、自分の思い通りになるものは無いという考えが根底に無ければならないと思っています。

自分の思い通りになるものが無いから、少しでも自分の希望する方向に近付いたり実現できた時に、色々なものに感謝できるのだと思います。
手伝ってくれた人に感謝、一緒に動いてくれた人に感謝、アドバイスしてくれた人に感謝、便利な道具に感謝、食べ物に感謝。
あなたのお蔭だよって素直に思えるでしょうし、自然に感謝の気持ちが湧いてくると思います。

逆にすべて自分の思い通りになると思っている人からは、不平不満しか聞こえてこないです。
誰それが思った通りに動いてくれない。こんな事をしてほしかったんじゃない。私のせいじゃない。
あげくには、誰それが悪い。自分はちゃんとしている。etc.etc・・・・・

そもそも自分自身が自分の思い通りになっていないじゃないですか(笑)
なのに自分以外の人間が100%自分の思い通りになったり、自分の周りで起こる出来事が100%自分の思い通りになったりするなんてありえないですよね。

自分の思うとおりになる事は無いと思えば、自分の思った通りになっていなくて普通ですよね。なので殊更に怒ったり落胆したりすることは無いです。
逆に例え5%でも自分の思う事が達成されたりその方向に向けて進みかけただけでも嬉しいとおもえるし、有難うって気持ちが湧いてきますよね。

人間はついつい自分の思い通りになると思ってしまう。。。
その思いが感謝する心を無くさせてしまっているのだと思います。

そんな事を話した、本部いけばな教室でのお稽古でした。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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