いけばなのお稽古をもっともっと充実させるために、ネット環境を使って出来る事がまだまだイッパイあります。
こんばんは。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
わたし皆さんに、まだお話していない事があります。
いえ、隠していたんじゃないんです。
ナイショにしていたわけでもありません。
ええ、ウッカリ忘れていただけです。
(笑)
なにをまだお話していないかというと、
わたし。。。
じ、 つ、 は、
ネットでいけばなのお稽古もさせて頂いているんですーー。
その名も
/
ネット de いけばな
\
そのまんまです(笑)
スミマセン。
”ネット de いけばな” を始めたキッカケ
最初のきっかけは、本当に単純な事でした。
それは「お稽古の時間がとれない」
ただそれだけです。
お稽古の時間が取れなかったら、教室を休んだらいいじゃないって思われるかもしれません。
確かにそうなんです。
月に3回のお稽古なら、別の日にお稽古日を振り替えて頂いたらそれでオッケーです。
全く問題ありません。
しかし月1回のお稽古だと、振替のしようがなくなってしまうのです。
つまり、時間が合わなくてお稽古の回数を減らすということは、お稽古してくださっている方のレベルアップやステップアップが遅くなってしまうって事に直結しちゃうのです。
そんな中で「何とかできないかなぁ」と思って、この”ネットDeいけばな”を始めてみたのですが、これがどうして中々に好評なんです。
ヘタしたら普段のお稽古よりも好評かもしれません。
どんなふうにしてネットを使って”いけばな”をするのか
”ネット de いけばな”って聞くと、凄く大層な事の様に思われるかもしれませんが、骨子は実はムッチャ単純なのです。
①お稽古の内容や生け方についての説明は、動画を撮影してネットを通じて受講される方に配信する。
②生徒さんはその動画を見ながら、勉強しお花を生ける。
③生徒さんが生けられたお花はネット上にアップしていただき、ネット上でご指導をさせて頂く。
たったこれだけです。
ちなみに”ネット de いけばな”で使う動画ってこんな感じです。
1分弱のダイジェスト版です。音が出ますのでご注意ください。
毎回、その時の学科と実技について取り上げて、動画を撮影しています。
以前の動画を使い回したりはしません。
だって季節が違ってきたり、受講される人の顔ぶれもその都度変わってきますから、動画を使い回しをしたのでは、充実した良い内容にはならなくなっちゃいますよね。
受講される方にあわせてカリキュラムを作り、その人にあわせた最適なネット環境を活用し、その時その時に相応しい手法で開催してゆけば、かなり内容の濃いお稽古をして頂く事も可能です。
”ネット de いけばな” って好評かも
”ネット de いけばな”がこれほど好評を頂くとは思ってもいませんでした。
私が一番びっくりしているくらいです。
これまでに”ネット de いけばな”を受講された皆さんの感想で多いのは、
●自分の都合の良い時間に出来るので、お稽古しやすい。
●動画を止めたり再生したりして自分のペースで生ける事が出来るので、お稽古しやすい。
●聞き逃したことも、もう一度再生できるので解りやすい。
●正面からと上からの動画が効果的に使ってあって解りやすい。
皆さんに喜んで頂けるのは嬉しいですが、しまいには、「普段のお稽古よりもイイかも~」って言い出す人まで出てくる始末です。。。。。
あちゃぁ~~。。。
わたしって残念~~!(笑)
リアルに勝るものは無い
リアルに勝るものは無いと言うのは十分わかっています。
これはいけばなだけではなく、人間関係もお商売も世の中全て人と人の繋がりがその原点だと思います。
なのでこの”ネット de いけばな”を、リアルなお稽古に置き換えるつもりは全くありません。
そうではなく、リアルなお稽古をより一層充実させるためのツールとして、この”ネット de いけばな”を色んな場面で活用したり、可能性を広げてゆきたいなと思っています。
もっともっと色んな事やってみよーーーっと!!!
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。