日本では ”トイレ” は「特別な場所」と古来より考えられているのをご存知ですか
おはようございます。
いけばなの光風流家元 内藤正風です。
これからの季節は「一雨ごとに温かくなる」と言われる季節になりますが、ここはムッチャ寒いです。
阿寒湖は別世界です
マックスブログ塾 阿寒湖分校が今日明日と開催される阿寒湖は、北海道の中でも格別寒いと言われているそうなので、オシッコをする時に金槌が本当に必要なのかなあ〜、なんて思っているのはナイショです(笑)(笑)
先日、私のFacebookで立ち上げている「トイレのお花仲間」のアルバムの事についてブログを書きました。
先日のブログはこちら↓↓↓
お花を気軽に飾って楽しんで頂くと、必ず幸せが訪れます。そんな仲間が楽しまれているお花を紹介している「トイレのお花仲間」と言うアルバムをご存知ですか
お花を楽しんでいる様子をご紹介させて頂いているアルバムの名前が「トイレのお花仲間」って、初めて目にされた方は ”なんだそれ??” って感じられた方も多い事と思います。
なかには「綺麗なお花を飾るのになんでトイレなんだ??」って思われている方もおられるのではないかと思います。
これには大きな理由がありまして、私は「初めてお花を飾ってみようかな?」っていう方には、トイレにお花を飾るのが良いですよ~ってお薦めさせて頂いています。
お花を生けるのにトイレをなぜお勧めするのか
トイレっておしっこやうんちをする場所なので、ほとんどの方が汚い場所とか不浄の場所とかって思われているんじゃないかと思います。
しかしトイレって日本では特別な場所として大切にされてきているのをご存知でしょうか。
実はトイレと言うのは古来より、「この世とあの世をつなぐ場所」と考えられていて、特別な場所とされているのです。
少し前。。。って言ってもだいぶん前ですが(笑)に、「トイレの神様」って歌も流行りましたよね。
ご存じない方はこちらでご覧になって見てください。
音が出ますのでご注意くださいね。
日本は八百万(やおよろず)の神々の国であり、全てのものに精霊が宿るという考えたかをします。
なので、お家の中でも、仏壇や神棚と言う場所だけではなく、台所には台所の神様、トイレにはトイレの神様と言うようにすべての場所やモノに、神様が居られるのです。
どの神様が偉いとかではなく、全ての精霊に畏敬の念をはらい大切にすると言う事です。
トイレに関する故事
その中でも特にトイレは、昔から格別な場所とされて、この世とあの世がつながる場所と言われています。
最近は聞かなくなりましたが私が子どもの頃には、
◇トイレで便器に唾を吐いてはいけない
◇トイレで咳払いをしてはいけない
◇トイレに裸で入ってはいけない
◇トイレで外と中で話をしてはいけない
など親から注意されましたし、色々なところでも聞きました。
また家相としても、トイレは建物の鬼門(北東)の方向に作ってはいけないとも言われています。
鬼門とは鬼がやってくる方向として考えられており、この世とあの世のつながる場所を鬼のやってくる方角に作るだなんてそんな危ない事をしちゃいけないよ!って事です。
この様に日本では、古来よりトイレは特別な場所と言う考え方と、この特別な場所を大切にしないといけないと言う考え方が伝えられているのです。
こういう事を知ると、トイレにお花を飾ると言う事がいかに大切かと言う事もご理解いただく事が出来るのではないかと思います。
トイレにお花を飾る事から生まれる価値
「お花を飾る」と言う事は、行為としてはたったそれだけのことかもしれません。
しかし「お花を飾る」と今まで気にならなかった汚れが目に付くようになったり、今まで気にならなかった臭いが気になってきたりしてきます。
すると自然に、今まで以上にトイレが綺麗になってくるのです。
是非一輪挿しで結構です。
トイレにお花を飾ってみませんか。
今日のマックスブログ塾 阿寒湖分校では、そんな事も皆さんにお伝えしたいなぁと思っています。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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