100均で売っている日用品で生ける「簡単いけばな」(薬味皿編)
こんにちは。
今日は移動のバスの中でBlogを書いている、いけばなの光風流家元 内藤正風です。
あっ!慌てて出かけてきたら、ネクタイしたままだった(笑)
皆さん100均には行かれますか?
私はよく行きます。
って言っても買い物に行くのではなくて、お花の面白ネタを探しによく行くのです。
百均なんてお花を生けるのに関係ないって思われるでしょ。
けどこれが実はネタの宝庫なんです。
そこで今日は
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100均で売っている日用品で生ける「簡単いけばな」
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と題して、今までお花を生けた事が無い人でも、10分ほどで出来ちゃうお花を紹介させて頂きます。
今回取り上げるのはこれ!!
「薬味皿」
柄とかが入っているようなものや形が凝っているようなものより、シンプルなものが使いやすいです。
今回私は、上の写真の黒い四角い薬味皿を使います。
ええ108円で買ってきました。(笑)(笑)
使うお花は2種類くらいが良いですね。
1種類は大きい目のお花。
今回はナタネ(黄色)を使います。
もう1種類は小さい目のお花。
こちらはナデシコ(ピンク)を使います。
では早速生けてゆきますYO-。
まず最初に器に水をはりましょう。
一杯イッパイ入れなくていいですよ。写真のように8分目くらいで十分です。
まず最初に葉っぱを生けてゆきます。
お花って綺麗に見えるのは、緑の葉っぱが有るからなんですよ。
お花を綺麗に生かそうと思ったら、葉っぱがポイントになります。
今回はナタネの葉っぱを1枚切り取って使います。
あっ!剣山とかお花を挿すものは何も使いません。
お料理を盛る様にしてお花を生けてゆきますYO-!!
ナタネに付いている葉っぱの中から、中ぐらいの大きさの葉っぱを1枚切り取ります。
この葉っぱをお皿の端から内側の方に横たわらせます。
そして次にナタネのお花を生けます。
今回はお皿にお料理を盛る様にして生けてゆきますので、ナタネのお花も短く切ります。
こんなに短くしちゃってください。
そしてこのナタネを先ほどの葉っぱの付け根の部分にソッと置いてあげます。
それからナデシコを生けます。
ナデシコもナタネと同じように短く切ります。
1輪でイイですよ。
沢山入れると盛り盛りになってしまって、風情が損なわれてしまいます。
もうほとんど花だけになっちゃうくらい短い寸法に切って、ナタネの向こう側にソ~~ッと置きます。
この状態だと短いものばかりになってしまいますので、柔らか味と立体感に欠けてしまいますので、ナデシコの小さなツボミを一枝添えたいと思います。
小さければ小さいほどいいですよ。
この蕾を、ナタネとナデシコの間に差し込んで留めます。
これで完成です!!!
どうですか?ムッチャ簡単で、誰でも手軽に出来ます。
専門の道具もいりません。
お花を切るハサミが無くても、このくらいの材料でしたら工作ばさみやキッチンばさみで十分対応できます。
経験も不要です。
今までにお花なんて生けたことない人でも、まあ10分程で出来ちゃいますよ。
キッチンのテーブルなどでしたら、このくらいのお花で十分楽しんでいただく事が出来ます。
いつもの食卓がレストランの様な空気感に簡単に変わりますよ。
ぜひ気軽に遊んでみてください。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。