習得までに時間が必要なスキルには希少性と高い価値があり、「いけばな」は正にその1つなので、そのスキルを活かさないと勿体ないです
目次
ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
昨日事務をしている中で、生徒さんのお稽古の進捗を確認しながら、「いけばなのスキルの希少性と価値」という事について思ったので、今日はそんな事についてブログを書きたいと思います。
いけばなを学んでいるという事は、希少性が高い存在であるという事
今から40年くらい前の「いけばなブーム」と呼ばれていた時代には、いけばなが女性の花嫁修業の1つとされ、結婚前の女性はほぼすべての方がいけばなをお稽古されていました。そういう時代には”大半”というよりも ”ほぼ全ての方” がいけばなを学ばれていたので、石を投げればいけばなの師範に当たると言ってもよいくらいの状態で、女性総いけばなの師範と言っても差し支えの無いような状態でした。
こういう中ではいけばなの師範やいけばなをお稽古されている方に希少性というものは全くありませんでした。
しかし、現在いけばなを学ばれている方々の状況は、いけばなに興味を持ち、自己成長やライフワークとして行ないたいという方がいけばな教室の門を叩くという状態にありますので、身の回りの人でいけばなをお稽古されている方は極めて少なく、ましてやいけばなの師範となるととても珍しい存在になっており、現在におけるいけばなの技能(知識や技術)の希少性はとても高いものになっています。
いけばなの習得には時間(期間)が必要です
そんな、いけばなをなさっている方の希少性ですが、その要因としてあげることが出来る要素があります。それは、いけばなの技能(知識や技術)を習得するためには時間(期間)が必要だという事です。
いけばなのスキル、特に技術的な部分は、繰り返しお稽古を行なう事によって習得する要素がほぼ大半です。したがっていけばなの技能を身に付けようと思うとお稽古の回数を積み重ねる必要があります。
例えば1週間に1回のお稽古ならば、100回のお稽古には約2年の期間が必要になります。月に2回のお稽古ならば100回になるには約4年間、月1回のお稽古ならば約8年間が必要になります。ちなみにこれ、1回もお休みせずにです。
つまりいけばなを習得するためには、期間(時間)をかける必要があるという事をご理解いただけると思います。
その資格を持っている人が少なかったり難しいからこそ、希少性と価値がある
いけばなのスキルは習得するために時間が必要だという事はお解りいただけたかと思いますが、だからこそこういうスキルは希少性が高いという事が出来ますし、加えて価値が高いという事が出来ます。
ちなみにこれは、いけばなだけに限らず世の中のお仕事全てに同じことが言えると思います。
例えばお医者様になるには医学をシッカリと学び国家試験に合格しなければなりません。弁護士や税理士などをはじめとする士業と呼ばれるようなものも、その職に就く為には人並み以上の時間をかけなければ必要とされるスキルや資格を得る事ができません。
そしてこのように希少性の高いスキルは、世の中のために生かさなければならない責任も伴っていると私は思っています。
希少性の高いスキルは、そのスキルを活かして世に貢献することが求められている
例えば医師の資格を持っている方が、その持っている資格をアクセサリーのように誇示するだけで、お医者様として活動や活躍しないような人たちばかりになったら世の中はどうなるでしょう。病人や怪我人に溢れてしまって大変な状況になってしまいますよね。
すなわち希少性のあるスキルを身に付けている人は、自分の身の回りの人のためにそのスキルを使って世の中に貢献しなければならない責任が伴うと私は考えるのです。
いけばなを学んでおられる皆さんには、自分が行なっている事の希少性とその価値を再確認して頂き、自分の学んだいけばなのスキルをアクセサリーのように扱うのではなく、そのスキルを用いて周りの人たちを助けたり幸せにしていただきたいと私は心より願っています。
内藤正風PROFILE

-
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
最新の投稿
・内藤正風の視点2026.02.21習得までに時間が必要なスキルには希少性と高い価値があり、「いけばな」は正にその1つなので、そのスキルを活かさないと勿体ないです
・いけばなから学ぶビジネス2026.02.20大笑いしながら落ち込む事が出来ないように、「型」を学ぶと言うことは真理に基づいて内面を育てると言うことなのです
・内藤正風の視点2026.02.19今日は二十四節気の「雨水」です。これから三寒四温と呼ばれる時候になりますが、こういう感覚を持つ日本人に生まれて本当によかったと思います
YOROZU salon2026.02.18いけばなのお稽古にお越し下さっている方やYOROZU salon出店者を見ていて感じる、1.01の法則と0.99の法則の力
