多くの方が持たれている「いけばな」のイメージは、ほぼ間違いだらけなのをご存知ですか
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ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
昨日のブログ「いけばなは「総合力」が求められるものであり、光風流の夏季セミナーは「総合力」を養う機会として開催しています」を書いてアップした時に思ったんです。「そういえば ”いけばな” って言ったときに、世の多くの方が持たれるイメージって、間違ったものが本当に多いよなぁって。
なので今日は、そんな事について書きたいと思います。
「いけばな」って聞くと、敷居が高いイメージを持たれる方が多いです
私の友人の中にも、「いけばな=敷居が高い」という風に思っている人が多いです。一緒にご飯に行ったり飲みに行ったりして、私という人間がどんなのか見ているし知っている人が、そんな風に思っていたりするので、この間違ったイメージは本当に根深いものがあると感じています。
だって私でも出来るんですよ「いけばな」って。なので私を通じて「いけばな」を見て頂くと、そんな堅苦しかったり伝統と言う名のもとに変な慣習に固執したりしているものじゃないって想像して頂けると思うんです。
なのにこういうイメージをやっぱり持たれてしまうんです。
皆さんがお持ちの「いけばな」のイメージは
みなさんは「いけばな」って聞かれて、お稽古の様子や日頃の様子について、どんなイメージを持たれていますか?
私がよく言われることやよくご質問いただくものを一例にあげると、こんな感じになります。
・畳の部屋でお稽古するのでしょ。
・お稽古は正座してするのですか?
・間違えると物指のようなもので ピシっ!! って手を叩かれたりするんでしょ。
・先生に言われるとおりにお花を生けないといけないんでしょ。
・広いお庭のあるお家に住まれているんでしょ。
・いつも四六時中、お弟子さんが身の回りに居られるんでしょ。
・偉い幹部の人同士で権力闘争や派閥闘争されているのでしょ。
etc.etc.etc.・・・・・
これらのイメージを集約すると見えてくるのは、テレビドラマとかの〇〇流家元殺人事件みたいなやつじゃないですか。確かにそんなイメージの方が面白いかもしれませんが、この全てが大間違いです。テレビの見過ぎ!!
本当の「いけばな」を知ってもらいたい。
今の私が行なっている「いけばな」って、どんな風なのかご紹介させて頂きます。
私の教室で、正座してお稽古する教室は1か所もありません。
私の教室に、畳の部屋を使っている教室は1か所もありません。
なので私自身が、長時間の正座は足がしびれて出来ません。(笑)
次に、間違えたからと言って、 ピシっ って手を叩いたら、それは今や犯罪です。
お稽古の時に、どんな風にしたらもっと良くなるのか指導やアドバイスはしますが、私の言うとおりにお花を生けなさいと言う指導よりは、あなたのしたい事をもっと前面に出してごらんというスタンスです。
それから、うちに広い庭はありません!
こんな写真のようなお庭が見たければ、どこかの名所旧跡に行ってください。ちなみに車で来られる方のために駐車場はご用意しております。
あと、何か行事をしている時や教室の時には、流派の方が誰かそこに居られたりしますが、普段の生活をしている時には、流派の人はどなたも身の回りにはおられません。ってかそんないつも誰かが身近にいる状態だと、私が病んでしまいます。
人は3人集まれば2人と1人のグループが出来るとは言いますから、その意味での仲良しグループはありますが、権力闘争や派閥闘争ってドラマの話のネタとしては面白いでしょうが、残念ながらそんな闘争は起こりません。
そういう事を期待なさっていた方は、〇〇ワイド劇場の「◇◇流家元殺人事件」みたいなサスペンスドラマとかに影響されすぎです。(笑)
私のしている「いけばな」や私の日常が知りたければ、こちらをご覧ください
ちなみに私が開催している教室でのお稽古の様子や私の日常をご覧になりたければ、下に一覧している各SNSやサイトをご覧いただければ、すぐに大きな間違ったイメージだったと気づいていただけると思います。
内藤正風HP(毎日Blog更新中) https://naitoseifu.com/
内藤正風Facebook / seifu.naito
内藤正風X / kofuryu_iemoto
内藤正風Instagram / seifu_naito
光風流HP https://www.kofuryu.jp/
光風流Instagram / kofu_ryu
ハッキリと申し上げます!!
「いけばな」って多くの方がイメージされているモノとは全く違っていますし、もっと 気軽 で、もっともっと 楽しく て、もっともっともっと フレンドリー で、もっともっともっともっと 現代的 で、もっともっともっともっともっと 自由 なものです。
内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。