多くの皆さんが持たれている「いけばな」のイメージは、間違いだらけです

ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。

今日は朝から本部いけばな教室でお稽古を行なっています。今週末に開催される黒田庄支部いけばな展の作品作りでお越しになられる方や、通常のお稽古でお越しになられる方、色々な方が朝からお越しになられています。
そんな中で、お稽古の後にお茶を飲みながらお話をさせていただいていて「皆さんが持たれている”いけばな”のイメージ」というお話になったので、今日はそんなことについてブログに取り上げたいと思います。

「いけばな=敷居が高い」イメージを持たれる方が多いです

私の友人の中にも、「いけばな」って聞いて、礼儀作法とか日常とかけ離れた存在とか堅苦しいというようなイメージを持たれる方がまだまだ多いです。
私を通じて「いけばな」を見て頂くと、堅苦しかったり伝統と言う名のもとに変な慣習に固執したりしているものじゃないって想像して頂けると思うのですが、まだまだいけばなに付きまとっている「負のイメージ」は、相当に根深いと思います。

ちなみに世の多くの方が持たれているイメージで多いのは、こんな感じです。
・お稽古は正座しておこなう。
・畳の部屋でお稽古する。
・先生に言われるとおりにお花を生けないといけない。
・間違えると物指のようなもので ピシっ!! って手を叩かれたりする。
・家元は広いお庭のあるお家に住んでいる。
・いつも四六時中、お弟子さんが身の回りに居る。
・偉い幹部の人同士で権力闘争や派閥闘争している。
などなど。。。

はっきりいいます。

全~部間違いです!!!!!

加えて、こういうイメージを持たれている方、

あなたテレビドラマとかの見すぎです!!

(笑)

本当の「いけばな」を知ってもらいたい。

私の教室で、正座してお稽古する教室は一か所もありません!
私の教室に畳の部屋を使っている教室はありません!!
私自身もう長時間の正座は足がしびれて出来ません(汗)

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間違えたからと言って、 ピシっ って手を叩いたら、それはパワハラとかモラハラとか、犯罪です。
どんな風にしたら良くなるかの指導やアドバイスはしますが、私の言うとおりにお花を生けなさいと言う指導よりは、あなたのしたい事をもっと前面に出してごらんなさいというスタンスです。

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私は家元ですが、うちに広い庭はありません!こんな写真のようなお庭が見たければ、どこかの名所旧跡に行ってください。
車で来られる方のためにそれなりの駐車場はありますが。。。

何か行事をしている時や教室の時には、流派の方が誰かそこに居られたりしますが、普段の生活をしている時に流派の人が身の回りに居られるようなことはありません。ってかそんないつも誰かが身近にいる状態だと、私が病んでしまいます。

人は3人集まれば2人と1人のグループが出来るとは言います。
しかし権力闘争や派閥闘争って、ドラマの話のネタとしては面白いでしょうが、残念ながらそんな闘争は起こりません。
〇〇ワイド劇場の、なんとか流家元殺人事件。。みたいなサスペンスドラマとかに影響されすぎです。(笑)

いけばなは特別ではなく、日常にある存在です

私が開催している教室の様子や、私の日常をご覧になりたければ、私のサイト(https://naitoseifu.com/)をご覧ください。
すぐに大きな間違ったイメージだって事に気づいていただけると思います。

ハッキリと申し上げます!!

「いけばな」って皆さんが思われているより、
もっと 気軽 で、
もっともっと 楽しく て、
もっともっともっと フレンドリー で、
もっともっともっともっと 現代的 で、
もっともっともっともっともっと 自由 なものです

けどまたどこかで聞かれるんだろうな。。。
「殺人はいつ起こったのですか?」「後継者争いに勝ち残って家元継いだのでしょ」
って。。
(苦笑)

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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