動画で蘇る「花宴 HANAUTAGE」。第一幕一場「宵祭り」は、まさに祭り一色でした
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
今日は朝から地域のジュニアバレーボールの開会式に出席して、子供たちのパワーに圧倒されてきました。自分も子供の頃はあんなだったのですし、自分の子供が小学生の頃にはあんな元気いっぱいだったのですが、最近は身近に小学生と関わることも少ないので、圧倒されっぱなしの時間でした。
動画の編集が日々の作業に加わっています
先週末に、私が家元を継承して30周年になりますのでその記念イベント「花宴 HANAUTAGE」を開催しました。いけばなをキーワードにしたショーとして、いけばなの新しい可能性を模索する機会として開催し、盛況のうちに幕を閉じる事が出来ました。
こういう新しい取り組みなので動画や写真でも記録を残しているのですが、写真はフォルダーにまとめておけばそれで問題なしなのですが、動画はそのままで置いておくと当日の空気感が伝わりにくいものになってしまいます。なので花宴終了後から動画の編集を行っているのですが、そもそも動画編集なんていう日ごろ行なっていないことを行なっているのでテキパキと進まないうえに、空いた時間に少しずつ少しずつの作業なので、本当にカメさんの歩みのような進捗です。
とはいえ、たとえ亀の歩みでも、とにかくやっていればいつかは形になるもので、昨日やっと1本目の動画を完成させることが出来ました。全5本の動画なのであと4本、編集頑張ります!!
動画だからこそ見る事が出来る部分もある
動画できたので見てくださいねってご案内すると、「あっ、私は会場に行って見ていたので、動画見なくても大丈夫です」って思われる方もおられると思います。
実はこういうショーは、見ている場所(視点)によって、見えている部分と見えていなかった部分があるのです。例えば真正面からご覧になられていた方は、横からの視点でどんな風に見えていたのかはわかりません。右側でご覧になられていた人は左側からはどんな風に見えていたのかわかりません。
なので今回の花宴では3つのカメラで撮影をして、その動画を1本にまとめていますので、様々な視点から見て楽しんでいただく事が出来るようになっています。
動画だからこそ、見る事が出来る部分もあるという事なのです。
花宴 HANAUTAGE 第一幕一場 「宵祭り」
「花宴」はオペラや歌舞伎のように「幕」と「場」で構成し、エンターテイメント性を持たせるようにしました。なのでそれぞれの「場」ごとにテーマを設け、そのテーマに基づいたショーとして出演者の皆さんにはお願いをさせていただきました。
といいますのも、地域の演芸大会とは違うので、「なんでもいいからやって。。」では、全体のまとまりや1つの流れが生まれないのはだれの目にも明らかだと思います。なのでこの度のイベントの趣旨である私の家元継承30周年を踏まえて、それぞれの場ごとにテーマを設定させていただいたのです。
ちなみにテーマは以下の通り、全体を構成いたしました。
一幕一場 宵祭り
一幕二場 心に宿る花の記憶
二幕一場 源流の探求
二幕二場 使命と継承
三幕一場 花の道と心の旅
四幕一場 誇りと絆の饗宴
それぞれの場に出演された皆さんごとのテーマの解釈や表現があり、なるほど~!!と思わず唸るものや、そう来たかぁ~~と驚かされたものなど、皆さんの多彩さには感心させられました。
花宴 HANAUTAGE 第一幕一場 「宵祭り」
それでは花宴の一幕一場、「宵祭り」の動画をご紹介させていただきます。まさに祭り一色の企画演出になっています。
動画の中で、出演者のデータや作品のデータなどもご紹介させていただいていますので、最初から最後までお楽しみくださいね。
なお音が出ますので、再生されるときにはボリュームにご注意ください。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。