新型コロナウイルスの拡散も第2波に入り、これでまた世の中は大きな変化を迫られることになります。そんな時に生き残りのキーワードになるのは「多様化」だとおもいます

こんにちは、内藤正風です。

今日は7月LAST DAYで、明日からいよいよ8月になります。
あれ、そういえばまだ梅雨明け宣言が出ていないじゃないかなぁ。

この数カ月であらゆることが変化し、また新たな変化を求められています

2月以降、新型コロナウイルスの影響から世の中はどんどん移り変わっています。
先日からは感染者数の記録を更新しており、これはもう完全な第2波に入ったなぁと思っています。

こうなると世の中はまた一段と変化をせざるをえなくなりますので、これからまたまた大きな変化を私たちはしなければなりません。
って言ってもどんな風に変化してゆくのかなんて皆目見当もつきませんので、とにかく目の前の事を1つづつ乗り越えてゆくしかないと思います。

変化のキーワードは「多様化」だと思う

私は変化に際してのキーワードとなるのは「多様化」だと思っています。すなわち極端に言えば「何でもあり」になってゆくってことです。

これまでならば「白」と「黒」しか存在していなかったのに、これからは「限りなく黒に近いグレー」から「限りなく白に近いグレー」まで、その全てが存在するようになるという事です。

今日は朝からお寺さんが棚経に来てくださったのですが、お寺さんもお参りの仕方を「多様化されている」というお話を聞きました。
これまでと同じように仏前でお経をあげるだけではなく、新コロの感染が心配されるお家では屋外からお参りも出来るようにしていると仰られていましたし、オンラインでのお参りもしますとお話されていました。

これまさしく、お参りの仕方が「多様化」していますよね。
これまでの常識で考えたら、仏壇の前ではなく離れた場所でお経をあげるだなんてたぶん許されない行為だったんだろうなと思います。
しかしこの新コロのおかげで、一気に許容範囲が広がり「多様化」が行なわれたってことです。

いけばなも「多様化」がキーワードになります

これは他人ごとではなく。私たちの携わる「いけばな」も全く同じことが言えると思います。

お花を飾る場所の「多様化」。
お花を飾る場所が多様化することにより作品も「多様化」してゆかなければならないでしょう。
お稽古の行ない方も確実に「多様化」してゆくと思います。
会議の在り方も「多様化」しています。

会議でいうと、先日オフライン(リアル)での開催を案内したところ、「会議はオンラインで良いんじゃないですか」って希望が多かったのですから、すでに「多様化」は始まっています。
一世を風靡したように見えた”ZOOM飲み会”は一過性のもので終わりそうですが、会議は移動に費やしていた時間が不要になるという「時間の節約」と「労力の節約」を皆さんは体験し、そのことにより会議の多様化としてこれからオンラインでの会議もスタンダードになって行くんだなぁって感じています。

出来る事から行なってゆくのが、唯一の生き残る方法

初めてだから分からない。歳いっているから分からない。新しい事は分からない。出来ない理由はいくらでもあります。けれどこれって単なる言い訳でしかないんです。
だって初めての事が分からないのは、みんなそうですよね。
年寄りかどうかは年齢ではなく心のありようによるもので、それは自分の事ですよね。
世の中進歩しているのですから、新しい事は毎日出てきています。

なので何が出来るとかではなく、出来そうに思う事や興味を持てる事、しなければ仕方がない事などからとにかく手を付けてゆくべきだと私は思うのです。
その場で立ち止まっているのは、すなわち衰退と滅亡を意味しているのですから。

だって私たちがお花を生けるときに一番大切な「水」も、流れが止まった瞬間から傷み始め腐っていっちゃうのです。
水の様に常に流れを止めないようにすることこそ、一番大切な事だと思います。

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。