いけばな作品は総合力により生み出されます。なのでいけばなに携わる人は「春の院展」で日本画に触れることも良い作品を生み出す原動力になりますよ

こんにちは、内藤正風です。

「春の院展」見に行ってくださいましたですか?
この「春の院展」は”いけばな展”ではなく、日本画の展覧会にいけばなの作品を特別展示しているものになります。

なのでいけばなの作品だけではなく日本画のすぐれた作品をご覧いただき、目の肥やしとしていただいたり、日本画の作品から色々な学びがあるのではないかと思うのです。

いけばなは総合力により生まれるのです

”いけばな”は総合力です。

素晴らしい”いけばな作品”を作るためには、お花を生ける為の知識や技術だけではなく、あらゆる事柄が必要だと思います。
流行、文学、音楽、映画、舞台、美術、日本の伝統、とにかく世の中にあるもの全てが魅力的な”いけばな作品”作りの礎になるのです。

なので私は、今回の「院展」へのいけばな作品の特別展示は、光風流の皆さんや私の友人や仲間の皆さんには是非会場に足を運んでいただきたいと思っていますし、いけばな作品だけではなく日本画に親しんでいただく好機としていただきたいな〜と思っています。

いけばな特別展示の ”前期” は今日までです

現在わたくしの作品も展示させていただいている、いけばな特別展示の”前期”は今日午後7時30分までとなっています。(閉場は8時です)

9月4日(水)から始まった展示ですが、あと数時間となりました。過ぎ去ってしまうと時間の経過って本当に早いですよね。

いけばなの特別展示は明日から”後期”になります

いけばなの展示は今日の閉店後に生け替えを行ないます。
前期に展示されていた作品は全て撤収し、別の作者の手による別の作品を今夜生け込みを行ない、明日から後期として開会いたします。

なので前期にお越し下さった皆さんも、後期を楽しんでいただけると思います。

よければ後期もお越しくださいね!

 

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。