声高に言われる意見は耳に入りやすいだけで多数意見ではないのです。そしてそもそも人は自分の意見に責任なんて持っていないのです

こんにちは、内藤正風です。

いやー今日も暑いです。けれど今日は朝から事務所で書類を作ったり、書類のデータ化をしたりなどゴソゴソしているので、暑さ知らずで極楽極楽です。

声高に言われる意見は、耳に入りやすいだけで多数意見ではない

先日、友達と話をしていて「苦情」というか「クレーム」の話になりました。

ある屋外が中心に構成されている公園的な要素のある施設で、今は動物を同伴しての入場がOKになっているそうなんですが、そこに「犬の嫌いな人間には来るなって事なのか?」っていう苦情と言うか質問があったそうです。

その施設としては、公園的な要素のある施設なので多くの人に楽しんでもらう事が出来ればと思いその様にされているそうなんです。
ただし他の方の迷惑にならない様に園の入り口では、リードを使うようにと言う様な事をはじめとして、他の方の迷惑にならないようにしてもらうための案内と言うか周知はされているそうなんです。

たしかにペットを飼われている方からすると「家族同然なんだから一緒に行きたい」って思われる方もおられるでしょうし、動物の嫌いな方は「私には来るなって事なの?」って感じられる方もあるかもしれません。

きっとこれってどっちが正しいとか間違っているとかじゃない事ですよね。
どちらもが正しい。

ただ世間では、大きな声でモノを言った人の意見の方が目立つというのも事実だと思います。
だってさっきの事例だと、「ワンちゃん同伴したらいいやん」って賛成している人は殊更に声はあげないですから目立つ事はないですよね。
なのでここで間違えてはいけないのは、声高に言われる意見は、耳に入りやすいだけで多数意見ではない事が多いという事なのです。

「みんなが言っている」って、本当にすべての人が言っているのか?

よく耳にする「みんなが言っている」の”みんな”って、誰でしょう。
そんな風に言われている人に「ちなみにどなたが言われているのですか?」って聞いてみたら、まあ5人も名前が挙がったらよい方でしょう。仮に10人名前が挙がったとして、それは”みんな”ではないですよね。
それに10人言われている人があるってだけで、何も言われていない人の人数との比較がなされていないのですから、こんな意見に何の重みも信ぴょう性も無いってことがお分かりいただけると思うのです。

こういう事って結局は、その場所の責任者なり、その会社が、自分たちはどう考えどうしたいかと方針を決めて実施するって事が一番重要なんだと思います。

人は責任を持って意見は言っていない

まず一つはっきりと言う事が出来るのは、人は意見を言う時に責任なんて全く持たずに言っています。
思いついた事や、自分の好みで言っているだけで、その言葉に責任なんてまるっきり持っていません。

そしてもう一つ、人に何かを言われるのが怖いから何も言われないようにするって考え方では、何もせずにジーーッとしているか、前例踏襲くらいしか出来る事がなくなっちゃいますよね。
前例踏襲は、衰微の始まりでしかあるません。
時代は常に移り変わっているのです。昨年と同じように前例踏襲で何かをするって事は、時代から遅れてしまうって事に他なりません。
時代とともに常に前に向かって進んでゆきたいと思うならば、改善や改革を行い続けるしか他に方法は無いんです。

何かをしようとして反対意見が出るということは、新しい取り組みを行なおうとしている証拠です

人間は不思議なもので、以前と違う事をしたり新しい事をしようとすると、必ずなにか意見が出てきます。
これは自然な事なんです。
自分が不自由だな~と思うと、周りや後先なんて考えずに、とにかく言いたいという性癖の人も世の中にはたくさんいます。
なのに反対意見があったからと言って今までやってきたことを反射的にやめてしまうとか、新しい事に取り組むのをやめてしまったのでは、未来には衰微しかなくなってしまうのです。

反対意見があるということは、特徴的な要素があるという事ですし、今までになかった要素がそこにはあるし、新しい事に挑戦する事が出来ていると言う事の現れだと思うのです。
そして挑戦する事や出来る方法を考えるからこそ未来の可能性が広がるのですから、どんどんするべきだと思います。

事なかれ主義で、自らの未来の可能性をどんどん捨ててゆくのか、それとも新しい事に挑戦して未来の可能性をどんどん広げてゆくのか、あなたならどちらを選びますか。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。

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