自分で仕出かしてしまった失敗には「しゃ~ないよな~」って思えますが、しなかった事への後悔には「しゃ~ないよな~」とは絶対に思う事は出来ないと思います
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こんばんは。
半年前から予定していたスケジュールが急遽中止になったので、今日も1日中、本部いけばな教室の事務所でお籠りをしていました。
って言っても立て籠もっているのではなく、1週間後に開催する「夏季セミナー」の講義に関する準備を行なっていたのです。
骨子は出来上がって肉付けをしている状態なのですが、あれもこれも加えたい~ってなっちゃいますし、けれど肉ばかり付けちゃ伝わりにくくなっちゃうのでスリムにしなければならないですし、プラスとマイナスの作業を行ないながら悶々としています。
(笑)
50歳を超えてから明らかに変わった価値観と考え方があります
私はいま56歳です。今年の誕生日が来たら57歳。そんな中で50歳を超えたころから私の考え方に変化が起こったことがあります。
それは、会いたい人や行きたい所にはどんどん出かけていこうってことなんです。
自分の健康寿命を考えると、今動いておかないと後悔する
いま世の中では人生100年と言われています。しかし一般的に言うと元気にウロウロしたり、したいことが出来るのは70歳かな?と私は思うのです。元気寿命とでもいうのでしょうか。
私の寿命はもう少し短いかもしれませんが、仮に70歳まで元気に色んな所に行く事が出来るとしましょう。そうすると毎年海外に1度ずつ行ったとしても、私は残りの人生で15回しか行く事が出来ないってことなのです。
海外旅行なんて行かなくてもエエヤンって思われる人もあるでしょうから、例えを変えましょう。
私は中国に友達がいます。家族の一員と言っても全然過言ではない友達が数人います。1年に1度ずつ中国に行ってもその友達とは私の人生が終わるまでにあと13回しか会って話をして杯を酌み交わすことが出来ないのです。
ハワイにも友達がいますが、同様です。
これって私の中ではとてもさみしい事でしかありません。
せっかくの人生もっともっと色んな見聞をしたいですし経験や学びを得たいです。過ぎ去った日は取り戻す事は出来ないですが、これから先の人生は自分でいかようにでもしていく事が出来るのです。
時代とともに変わる「距離の概念」
移動している時にいつも思うのですが、距離感の概念って少し前とは決定的に変わったなぁって思います。
どういう事かというと、ちょっと前までは”離れている距離=距離感”だったのですが、今は”移動にかかる時間=距離感”になっていると思うのです。
遡って江戸時代には、庶民の足は歩くしかなかったですよね。そんな時代には、京(京都)から東京の日本橋まで平均2週間ほどかかっていたそうです。
それが名神高速と東名高速が開通することによって、車で当時約10時間ほどで行けるようになりました。
1964年に東海道新幹線が開通し、新大阪から東京まで「ひかり」で3時間10分で移動できるようになり、今や飛行機で約1時間のフライトで移動する事が出来るようになっています。
変わったのは「距離の概念」だけではない
そしてここでもう一つ距離の概念に大きな影響を及ぼしたのが、費用です。
昔は飛行機と言えば移動に必要な料金が一番高かったですが、今や路線によっては飛行機が一番やすかったりしています。(夜行バスや高速バスは移動に時間が掛かって料金が安いのでここでは除外しています。)
神戸から東京に行くときには飛行機のほうが新幹線より安いですし、沖縄や北海道なども連休とかでなければ片道10,000円前後で移動する事が出来るのです。
死ぬときに「あ~、○○しておけばよかった。。。」という後悔はしたくない
50歳を超えると人生の着地点が見えてくるんですよね。
私で例を挙げるならば、40代までは人間はいつか死ぬという事は頭では解っていますが、自分に直結した事だとはまだまだ思えていないんです。しかし50を超えたころから自分も年老いて死ぬという事が現実に感じるようになってきたんです。
そうなったときに何を思ったかというと、しなかったという後悔はしたくないって思ったんです。
あ~○○に行っておいたらよかった。。とか、○○をしておいたらよかった~。。。っていう後悔ですね。
私の人生は失敗だらけです。自分の失敗を語らせたら大概の人には負けない自信があります。そんな自信は褒められたもんじゃないんですけれどね。(笑)
けれどその失敗の大半が、後悔はないんです。なぜならば自分でしでかしているから「まあ、しゃ~ないよな~」って思えるんです。
しかしそんな中にも後悔している失敗もいくつかあります。その全てが「行動を起こさなかったこと」が原因なんです。
なので自分が死ぬ瞬間に、○○に行っておいたらよかった。。とか、○○をしておいたらよかった~。。。なんて絶対に思いたくないんですよね。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。