7月になりましたので、光風流カレンダーの今月の作品を紹介します
こんにちは、内藤正風です。
今日から7月、今年も半年過ぎましたね。
「もう半年過ぎてしまった。。」と思うのか、「まだ半年しか過ぎていない。。。」と思うのか、人それぞれだと思いますが、残り半年も一歩一歩着実に進んでいきたいと思います。
7月の光風流カレンダーの作品
それでは月頭ですので、今月の光風流カレンダーの作品を紹介させて頂きます。
◇作者
村上 徳甫
◇花材
カエデ、トルコキキョウ
◇花器
中五管
◇花台
組合せ花台
この作品を生けた村上 徳甫さんから、作品についての一言
歩いていて、ふと空を見上げたら、カエデの青葉が降り注いでいました。
その瞬間に「私を使って~」とカエデが私に手招きをしたように見えました。
幼いころに花火をしながら夜空を見上げて、「あれが織姫?」「こっちが彦星?」「下のほうにあるのがさそり座?」と無数の星の中から探したのを覚えています。
そこで今回のカレンダー作品のテーマを ”天の川” にすることに決めました。
カエデの葉を星に見立てて、五管筒を天ノ原の組み方にして使い、夏の夜空を表現してみました。
七夕伝説を思いだしながら寝転んでこのカレンダーを見上げてもらったら、新月の夜に広がる天の川を感じて頂けるのではないでしょうか。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。