「旧正月」と「節分」と「立春」の関係と意味について
こんにちは。
今日は暖かな夜明けでした。。。
暖かいってか、ここ数日があまりにも寒すぎたので、暖かく感じてしまっていることに自分で朝から苦笑いしてしまった、光風流家元 内藤正風です。
今、神戸の教室がある元町商店街は春節祭に染まっています。
そしてこの同じ2月には、節分と立春がありますね。
節分は、豆まきや太巻きの丸かぶりで楽しみにされている方も多い事と思います。
で、この時期になるとよく「節分と立春と旧正月ってどういうつながりがあるのですか?」ってご質問を頂きますので、今日はその事について書きたいと思います。
旧正月と節分と立春の違い
旧正月とは、旧暦の正月の事です。
旧暦とは、太陽太陰暦という暦(こよみ)のことで、太陽太陰暦は月の動きをもとにした暦になります。
ちなみに今の日本は太陽暦(グレゴリオ暦)を採用していますが、日本も昔はこの旧暦に基づいて正月を祝っていました。
明治になってから太陽暦に改暦されてから1月1日を正月と制定され、旧暦でのお正月は行わなくなりました。しかし一部の地域では今も旧正月をお祝いするところもあります。
(^。^)
立春とは二十四節気の一つです。
二十四節気とは、一年の太陽の動きを24等分して、太陽太陰暦において起こる季節とのずれを調整するために用いられていたものです。
ちなみに太陽太陰暦の1年は354日で、太陽暦とは11日ほど違いがあり、3年に1回、閏月(うるうつき)をいれて調整されていたのです。
(^。^)
節分は季節を分ける日です。
現在では春の節分しかほとんど言わなくなりましたが、本来節分は、立春・立夏・立秋・立冬の前日にそれぞれ存在し年間に4回あります。
その意味は文字通り、季「節」を「分」ける日になります。
「旧正月」と「節分や立春」に関係は全くありません。
したがって「旧正月」は、月の動きを基準にした暦に基づいたお正月であり、「節分と立春」は、太陽の動きを基準にした季節の目安になり、旧正月と節分や立春とは、全く関係が無いのです。
しいて繋がりを見つけるとするならば、同じような時期にあるってことくらいですかね(笑)
なお旧正月は毎年日付が変わり、今年2016年の旧正月は2月8日となっています。
旧正月を楽しむ
旧正月は中国や韓国、ベトナムやモンゴルなど、多くのアジアの国でお祝いされています。
日本でも、神戸の南京町や横浜の中華街では春節祭が開催されていますし、長崎ではランタンフェスティバルが開催されたりと、各地で旧正月にちなんだお祭りが沢山あります。
折角の機会なのですから、旧正月をご家族やお友だちで楽しんではいかがでしょうか。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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