お題講習会の中でお話しした、ネットで検索した情報は全てが正しいものではないというお話し

こんにちは。いけばなの光風流家元 内藤正風です。
今日のブログは空港のラウンジで書き始めて、飛行機の機内で書きあげ、千歳空港でアップしています。いやー便利ですよね。スマホひとつあれば何処ででもブログが書けちゃう。原稿を書いたり、メールやラインで仕事の連絡もできる。この乗った飛行機のチケットもスマホに入ってる。
良いとか悪いとかではなく、便利なもんはうまく役立てないと勿体無いですよね。自分自身が損しちゃう。

神戸空港のラウンジで。

「お題講習会」で話した、情報が溢れ過ぎているって話

昨日の「お題講習会」の中でも今の時代ならではのお話をさせて頂きました。
“情報の信頼性は自分でしっかりとチェックしないといけない”って。

いま世の中は情報にあふれています。あふれているなんて生易しいもんじゃないですね。洪水のような中に私達がポチャンって落とされて濁流でもみくちゃになっている(笑)
なので私たちが日々目や耳にしている情報量なんて、世の情報の中の鼻クソほどです。

けれどそのおかげで何か知りたい情報があるときには、スマホやタブレットやパソコンで検索すれば何でもすぐに表示されます。
しかし実はココにこそ大きな落とし穴があるのです。

情報は全てが正しいわけではない

昨日開催した「お題講習会」の今回のテーマ「語(ご)」。
この言葉についてネットで調べたら、いっぱい意味が表示されます。
検索のキーワードに「語」と入力して「検索」をクリックするだけ、全部を読みきれない分量がヒットします。
しかしこの検索結果の中で、しっかりと責任を持って書かれているものはいくつあると思いますか?

広辞苑や日本国語辞典とかならば、出版社がハッキリとしていますし、執筆者もハッキリしています。すなわちそこに書かれていることについて責任を持って情報を発信していますよーって事ですよね。
しかしネットを中心とする中で流れている情報は、出所も明確ではなく誰が書いたのかもハッキリしないなんてものが大半です。
仮にどこどこの誰それが書いたって明記してあっても、そんなのその辺の一個人でしかないのですから、間違えてたら「あっすみません、勘違いでしたー!」で終わっちゃうレベルです。

手に入れた情報が正しいか正しくないかは、自分で検証が必要

時代はどんどん移り変わって行きます。これは正しいとか間違っているとかではなく現実です。
そういう中で今の時代は、情報は自分で捕まえないと損をするということとともに、情報の信頼性は自分で確認して責任を持つという時代になっています。
何でもかんでも鵜呑みにせずに自分という選別機を通すというスタンスを持てば、今という時代は本当に素敵で楽しいものですし、自分の人生を大いに謳歌できると思います。
いけばな講習会ですが、そんなお話もさせて頂いた「お題講習会」でした。

さっ、って事で待ち合わせまで時間あるので、まずはお寿司いただきまーーっす!

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。