「友達」や「仲間」は、いつも同じメンツではなく、常に移り変わってゆくのが普通なのです

こんばんは。
日焼けで顔が赤いので、知らずに見ると「ほろ酔い」に見えてしまう、いけばなの光風流家元 内藤正風です。


一滴も飲んでませんよ~~(笑)

 

なぜ日焼けしたのかと言うと、昨日、友達の”プロ”こと三宅伸也さんのご実家で BBQ & 田植え & 芋ほりをしてきたからなんです。

 

いや~ホント楽しかったです!!
このメンツで集まったからこそ、これだけ楽しい時間を過す事が出来たのは間違いありません。

けどよくよく考えたら、昨日集まっていたメンバーですが、2年前には全員がお互いに知り合いじゃなかったんです。
1年くらい前に知り合って、今では家族ぐるみで一緒に遊ぶ仲になっているんです。
そう思うと、出会いって本当にめぐりあわせと言うか神様のプレゼントなんだろうなぁって感じます。

人の考え方や価値観は、置かれた環境で変わってゆく

私は、「友達」や「仲間」というものは、いつも同じメンツではなく、常に移り変わってゆくものだと思っています。

この言葉だけを聞くと、友達が長続きしないアカンやつって思われる人もあると思いますが、私がここで言いたいのは全く違う意味なんです。

人っていうのは今いる環境によって、考え方や価値観は常に移り変わってゆきます。
たしかにその人が持つ根本の部分は変わらないでしょうが、それ以外の部分は常に移り変わってゆきます。

例えば、会社に勤めていた人が独立して起業されたら、色んな所が変わってきます。
解りやすい所なら、会社に勤めていた時は土日が休みだった人も、サービス業を起業されたとすると土日ではなく平日がお休みになる可能性が高いですよね。
仮に平日がお休みになったとすると、土日がお休みの友達とは以前の様に一緒に遊びに行く機会が段々減ってきちゃいますよね。
たったこれだけの事でも、友達関係に大なり小なり違いが出てきます。

同じ人であっても、年齢とともに考え方や価値観は変わってゆく

同じ人が同じ仕事をしていても、年齢を重ねてその経験を重ねる事によって、考え方や価値観が変わってくるのも普通の事です。
人と言うのは常に考え方や価値観が移り変わるのが普通なのです。
これは自分も相手もどちらもそうなのです。

ということは、これまで同じ価値観や考え方をしていた友達でも、時の流れとともにズレが出てくるのも普通の事です。
もちろん同じ価値観や考え方を共有し続ける事が出来る友達もあります。
これは良い悪いではなく、そういうものなんです。

自分自身を振り返ってみてください。
10歳の時と20歳の時は価値観や考え方が変わってきていますよね。
20歳の時と30歳の時も価値観や考え方が変わってきていますよね。

相手の人が色んな経験を積んで成長する事によって、価値観や考え方が変化してゆく。
自分自身が色んな経験を積んで成長する事によって、価値観や考え方が変化してゆく。
これって普通の事ですよね。

友達は永遠だと決めるから、自分自身がしんどくなってしまう原因になる

友達は永遠だと思いたい気持ちもわかりますが、そんな風に決めつけると自分自身が逆にしんどくなっちゃうのです。
最近、○○さんが連絡をくれなくなった。。
最近、○○さんと話が合わなくなった。。。
これって誰も悪くないんです。
お互いが成長したって事の現れなのです。

価値観や考え方が一緒に成長する事で、信頼関係を益々積み重ねる事が出来るのも友達です。
価値観や考え方が段々違ってきて、距離を取る様になるのも友達です。

友達だから一緒に居なければならない。。。なんて思う必要はないんです。
近づくのも友達関係、離れるのも友達関係。
離れたと思っても、数年たってまた今まで以上に仲良くなることもあります。

「友達」は、いつも同じメンツではなく、常に移り変わってゆくもの。
これが自然な事なんだと私は思います。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。