「おはぎ」と「ぼた餅」は同じ品物なのに、何故呼び名が違うのか。実は日本人の「洒落っ気」と「粋」が大きくかかわっていたのです。

今日は朝から夕刻までいけばなの講習会を行い、講習会が終わってパソコンに向かっているのですが、眠くて眠くて仕方がない、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

ブログを書いてから寝るか、ちょっと寝てからブログを書くか。。。。。そんな思案をしながら、いや先に書こうって心を決めた所です。

 

明日は「お彼岸(ひがん)の入り」ですね。
今年のお彼岸は、9月19日(月)が彼岸の入りで、9月22日(木)が彼岸の中日、9月25日(日)が彼岸の明けになります。
お彼岸については私のBlog、
お彼岸って何かご存知ですか?そしてなぜ春と秋に2度あるのかご存知ですか?
で今年書かせて頂いているので、ココでは省きますね。

「おはぎ」と「ぼた餅」

お彼岸に欠かせないものの一つとして「おはぎ」があります。
チョットおはぎを一つ摘みながら飲むお茶が美味しいですよね!!

ところでこの「おはぎ」って「ぼた餅」と同じものなのに呼び名が違いますよね。

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春と秋にある彼岸には、仏様にお供えするイメージをもたれている方も多いと思います。
しかし同じ物なのになぜ呼び名が違うのか。。。。。

実はこれってムッチャ単純な事なんです。

●「ぼた餅」とは「牡丹餅」

牡丹の花が咲くころに、牡丹の花に見立てて作られたものでこの名前で呼ばれているのです。
ただの餡子餅を牡丹の花に見立てていただなんて、ムッチャ粋ですよね。
けれど牡丹の花に見立てるだなんて昔はどれほど大きかったんですか?ぼた餅(笑)

●「おはぎ」とは「御萩」

小豆餡の様子を萩の花に見立ててこの名前で呼ばれているのです。
お花に例えるっていうのがお洒落ですよね。

つまり同じ品物ですが、季節で呼び名が変わるんですね。
春は「牡丹餅」、秋は「御萩」

えっ。。じゃあ夏と冬はどうなるのか???と。
夏や冬にも売っているじゃないかと思われたあなた、鋭いっ!!!

夏は「夜船」と言います。

牡丹餅は”餅”と言う名前がついていますが、お餅の様に杵と臼でペッタンペッタンとつかないで作ります。
ペッタンペッタンと音がしないので、近所の人が「いつついたのかわからない」ということから→「つき知らず」→「着き知らず」となって、夜は暗くていつ船が着いたのかわからないと言う事から「夜船」と言います。
まあ、かなりの駄洒落と言うか言葉遊びですね。(笑)

冬は「北窓」と呼びます。

夏と同じく近所の人が「いつついたかわからない」と言う事から→「つき知らず」→「月知らず」となって、月を知らないと言うのは月が見えないと言う事になるので、月が見えないのは北側の窓と言う事で「北窓」と言います。
これも言葉遊びです。(大笑)

ばんざ~い!ばんざ~い!!って感じですね。
山田くーーん座布団三枚!!!って感じです。
けれど単に餡子餅(あんこもち)とは言わずに、季節感や言葉遊びで名づける洒落っ気は、私は大好きです。
とっても「粋」ですよね。

今年のお彼岸は、こんなうんちくを言いながら餡子餅を食べてみませんか。
チョット小粋なお彼岸になりますよ。


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