良いいけばな作品を作るには、お花を生ける技術や知識だけではなく、「総合力」が必要だという事をご存じですか
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ごきげんよう、こんにちは、こんばんは、内藤正風です。
今日も朝から事務や雑務に追われています。ま、毎度のことですが。(苦笑)
そんな中、唯一、楽しく取り組んでいるのが、今月19日(日)に光風流本部いけばな教室、大研修室において開催する「夏季セミナー」で行う家元講義の講義案のブラッシュアップです。
当日受講された皆様の顔を思い浮かべながら作業を行なっていると、あんな事もしたい、もっとこんなお話をさせて頂いたら喜んでいただけるかなぁと、ワクワクしっぱなしです。
光風流「夏季セミナー」とは
私ども光風流の「夏季セミナー」は、毎年夏に開催しています。
これは、日本には古来より、夏の暑い盛りの時期や冬の寒い盛りの時期に、研鑽を深めるために「暑中稽古」や「寒稽古」を行う習慣があり、この「暑中稽古」にあたるものが光風流ではこの「夏季セミナー」になります。
ちなみに暑さでいうと、8月の方が7月より断然暑いですが、8月はお盆の月で皆さん何かとお忙しいので、毎年7月に開催をするのが恒例となっています。
今回の夏季セミナーのテーマは「移ろいの美を宿す」
毎年夏季セミナーでは、テーマを設けて開催しているのですが、今回は「移ろいの美を宿す」をテーマに開催を致します。
私達が生きているこの世には「時間の流れ」があります。そしてそれは植物だけではなく地球上のありとあらゆるものに影響を及ぼし、私達人間もその中にいます。つまり、植物が種から芽吹き、成長して繁茂し、花をつけて結実し枯れてゆくのと同じように、万物は全てが常に移り変わってゆくという事に他なりません。
その様な中で今年の夏季セミナーの家元・副家元講義は、「時を紡ぐ追善の花」をテーマに開催いたします。
時を紡ぐ追善の花とは
「追善」と聞くと、仏様を祀ると理解される方が多いと思います。言葉の意味としては正しいと思います。がしかし、いけばなにおける「追善の花」というのは、亡くなられた方の事だけではなくあとに残された方たちの事をとても大切に考えているという事をご存じでしょうか。
まず、追善の花を生けるという事は、亡くなられた方をお祀りしようとする今を生きている人が存在しているという事です。なのでいけばなにおける追善には、後に続く存在、すなわち後継者という未来につながる存在が根底にある考え方に他ならないのです。
お解り頂けますでしょうか。追善というと亡くなられた方に目を向けがちですが、いけばなにおける追善の花の根底には、過去、現在、未来の、三世が常にあるのです。
その意味で追善の花とは、亡くなられた方をお祀りする事だけに留まらず「時を紡いでいる」という事が出来るので、今回の夏季セミナーでは皆さんに、そのような観点からの家元講義をさせて頂こうと思っています。
夏季セミナーは、いけばなに不可欠な「総合力」を養う機会です
「いけばな」は、お稽古を通じて日常生活や仕事に役立つ学びを得たり、アイデアやヒントを得る事が出来ます。これは、単に花を綺麗に生けるための知識や技術が「いけばな」であるという事では無く、お花を生けるという事を通じて、関連する様々な事にまで学びを広げることが出来る存在であるという事です。
つまり良いいけばな作品を作ろうと思うならば、いけばなの知識や技術だけではなく、世の中のありとあらゆることを見聞きし見分を広げる事が必要であり、いけばなは即ち「総合力」が必要になるという事に他なりません。
なので光風流夏季セミナーでは、一見するといけばなに直接関係しないと思われるようなことも知見を広げる一環として、外部から講師をお招きして特別講座を開催しているのです。
特別講座では「革細工体験」を通じて、移ろいの美を体感していただきます
革細工というと、いけばなとは全く関係ない様に感じられる方もおられると思います。ええ、確かに直接的な関係はありません。がしかし、全く無関係かというと、そんな事はありません。
革細工を通じて体験した様々な事が、絶対にいけばなの作品作りに有形無形の何かしらの影響を与えてくれます。形、色、作業から、どんな影響や学びを受けるかは分かりませんが、確実に受講された方の血肉になる事は間違いありません。
そしてこれは今年の夏季セミナーを受講された全員が体感する事になりますが、特別講座では鋏ケースを作っていただくので、実際に作られた鋏ケースを使って頂きながら手入れをし育てて頂く事で、移ろいの美を楽しんでいただく事にもなります。
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私のこのブログをご覧になられて、なんとなくでも気になった方は興味のある証拠です。遠慮なくお問い合わせいただければご案内させて頂きますし、お申し込み大歓迎です。
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内藤正風PROFILE

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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。




