友達の美容室「アピエ」に行って改めて考える機会になった、いけばなを学ぶ価値について

こんにちは。
今日は友達の ”エイサク” こと藤川拓人さんの美容院「アピエ」に行ってきた、いけばなの光風流家元 内藤正風です。

エイサクとアンちゃんと一緒に

今日は春休みにはっていますから、エイサク家のトアとノア。アンちゃん家のカナとナオもお店で、いえもと~~って待ち構えてくれていて、本当に嬉しい限りです!!

エイサクにカットしてもらいながら聞いていると、午前中は4人アピエに集まってお勉強の時間と決まっているそうで、偉いなぁ~って感心しました。
私なんて休みには、朝早くから遊びに出かけて夜まで帰ってこない子供時代でしたから(笑)(笑)

日本の英語教育の不思議

そんななかでエイサクと勉強の話をしていて、学校の勉強って本っ当~~に楽しくないよねって話題になりました。
英語なんかでも、This is a pen からなんで習うんだろうかと思います。
ええいまだになぜ最初にThis is a pen を習うのか意味が解りません。。。。
中学男子とかだったら”ナンパの仕方”とかを英語の入り口にすると、放っておいてもムッチャ勉強すると思います。
少なくとも私の時にそうだったら、今頃私は英語ペラペラになっているんじゃないかと思います(大笑)

これって英語だけではなく、全ての科目で同じことが言えると思うのです。
たぶん私の時代も今も、学校で学ぶ勉強を成績判断の道具として捉えているから、そんな事になっちゃっているのでしょうね。

本来学びっていうのは、今後の自分にとって人生の中の何かに役立つモノであったり必要性が高いものと言う認識をするからこそ、学習意欲が湧くのでしょうし必然的に身についてゆくものだと思うのです。
学ぶために学ぶだなんて本末転倒だと思うのです。
成績判断の道具と考えるから、先程の英語でも文法なんて最初から学ばされるんですよね。
文法なんて必要ですか?
そもそも私、日本語の文法を意識しながら喋った事や文章を書いたことないですけど。。。(笑)
まず言語は「伝わる」が一番だと私は思うのですけど。

けれどこれって、学校の勉強だけの事ではないんですよね。
私達が行っている「いけばな」も同じことが言えると思うのです。

いけばなを学ぶ事で得られる価値を伝える大切さ

いけばなには「基本」すなわち「型」があります。
しかしこの「型」っていうものは、お稽古されていない人から見れば、よくわからない窮屈なものにしか見えないんですよね。
そう、一般の人から見ると、お花の「型」には何の価値もないんですよね。

まずは、その「型」とはなにか。何のために有るのか。「型」を学ぶと言う事に一体どんな価値やメリットがあるのか。って言うことをキチッとお伝えする事から始める必要があるのです。
その花型を学ぶ事で、自分の日常やお仕事や人生のなかで、どんな風に役立つのか。
自分にとってどんな価値(メリット)があるのか。
って事ですね。

「型」を学ぶために「いけばな」が有るのではないのです。
「いけばな」を学ぶ事で、自分の生活が幸せになったり、お仕事に役立ったりするからこそ、価値が有るのです。

そんな事を改めて思った1日になりました。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。