距離が離れていると遠くて特別な場所というのは思い込みです。なぜなら加西➞関空 そして 関空➞台北ってほぼ同じ移動時間なのですから

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

久しぶりの日本での朝食です。と、こんな事を言うと、長期間外国に行っていたと思われるかもしれませんが、数日だけのチョボお出掛けをしてきただけなんですけどね。

移動距離が長い時にいつも思うことがあります。それは「移動距離と時間の関係」と、この関係の時代による変遷についてです。

昔々は「距離=かかる時間」だった

そもそも昔は、人間の移動手段って徒歩が中心でした。なのでこの時代には「距離=かかる時間」だったのです。

それが馬に乗るようになり、その後汽車が走るようになり、車が走るようになり、汽車が電車に替わり、電車が新幹線になり、飛行機になりと言う風に移動手段が変わってゆきました。
この事によって何が起こったかというと、「距離=かかる時間」ではなくなったのです。

早く移動出来る乗り物は、高額なのが昔は当たり前だった

そして早く移動できる手段を使うと、それだけ費用が以前は沢山必要でした。同じ電車でも特急は普通の電車よりも特急券の分費用が掛かりました。電車よりも新幹線のほうが早く移動できるのでその分費用も高く、新幹線よりも飛行機のほうが早く移動できるのでその分高かったのです。

ところが最近はローコストキャリアの登場によって、「早く移動できる=高額」ではなくなりました。たとえば東京まで神戸から新幹線で行くと片道約15000円くらい必要ですが、飛行機で行くと片道10000円でお釣りがあります。
なんなら近場の海外に行くのにLCCを使うと、神戸から東京の新幹線代よりも安かったりします。

なので以前は「早く移動できる=高い」という構図だったのですが、現在ではそうではなくなるとともに選択肢の幅も広がりました。

今や移動は、距離ではなくかかる時間で考える時代だと思う

今回の私は、兵庫県加西市から関西国際空港(関空)まではバスをチャーターして移動してきました。途中トイレ休憩をはさんで加西から関空までの所要時間は約2時間30分。
そして関空に到着からチェックインをして、飛行機の出発まで約2時間30分。関空から台北の空港まで飛行時間約2時間40分。

バスで移動した距離と、関空で過ごした移動距離と、関空から台北までの移動距離はこんなにも違うのに、使った時間はほぼ一緒なんです。
こんな風にして考えると、今や時代は距離で物事を図るのではなく、時間で考え判断する時代になったんだなぁとつくづく感じます。

移動を時間で計る思考をもたなければ、これからの世に取り残されてしまう

外国を例に話を進めてきましたが、この考え方は国内においても同じことが言えると思っています。
日常の通勤で、家から会社まで通勤時間2時間という方は珍しくありません。つまり移動時間が2~3時間を物差しにすれば、かなりの広範囲の移動が可能になります。
視点を変えてもう一例を挙げますと、活発に行動しておられる方ほど、日常の移動に2~3時間って普通の単位だと思うのです。

なので「遠く離れた場所=特別な場所」という距離を基準にした考え方ではなく、移動に必要な時間で物事を計り判断しなければ、大切な事を見誤ってしまう時代になっているという事を、改めて感じる機会になっています。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。