人間は新しい体験をするためにこの世に生を受けており、新しい事に興味を持ったり学ぼうとしなくなった時が老化の始まりになります
目次
こんにちは、内藤正風です。
今日は午前中に光風流のSNS委員会が開催され、新しい情報のやり取りがあったので、その事についてご紹介したいと思います。
LINEのグループで行なうことが出来ていた「LIVE機能」が終了します
LINEでは任意のメンバーでグループを組むことが出来るのですが、光風流ではお稽古をされている方を対象にしたLINEグループを組んで情報共有を行なっています。
そしてそのなかの1つとして、1週間に1度ずつLIVE配信を交代で行ない、各地の観光やお食事情報、お料理やデザートを作るワンポイントアドバイス、そのほか多岐にわたる情報発信などもこれまでしてきています。
そんなLINEの「LIVE機能」が、11月30日をもって終了することになったのです。
12月から何を使うのが便利か、現在検討中です。良いアイデアがあったら教えてくださいね。
アーカイブが残らないからこその価値と気軽さ
このLIVE機能は、その時に見なければ後に記録が残りません。
この事については、その時に視聴できなければもう見る事が出来ないやん。ってご意見や、折角配信しているのにもったいない。。。ってご意見もあります。
しかし逆に言うと、その時に見なければもう2度と見る事が出来ないという希少性や、あとに残らないので細かいことを気にせずに配信することが出来るという気軽さもあります。
これはどちらが正しいとかってことではなく、そのものが持つ特徴をどう生かすかという使い手の問題であり、これまではこのLIVE機能を生かした気軽な配信を通じて、動画に慣れていただく事やスマホの可能性を知っていただいたり、LIVE配信という体験をしていただく事が出来ていたと思います。
”いけばな”は、お花を生ける事だけではなく、お花を生けることを通じてどんな体験を出来るのかが大切なのです
”いけばな”と聞くと、教室でお花の生け方を学ぶことだと思われがちですが、実はそうではありません。
いけばなの一番大切なことは何かというと、「体験」にこそあります。
いけばなの基本を学び身につけるという「体験」、いけばなの知識を学ぶという「体験」、これらは言うまでもありません。
その他に、いけばな展に自分の作品を出展する「体験」、教室で先生や仲間と世代や性別や住んでいる地域などを超えて話をすることで得られる学びや気付きという「体験」、写真スタジオでいけばな作品の撮影をする「体験」、仲間で一緒に旅行に行ったりイベントを行なう「体験」、などなど挙げればきりがありませんのでこのくらいにしておきますが、実はお花を生けることを通じて得られる様々な「体験」にこそ、人生やお仕事に役立つヒントやアイデアがあるのですし、その事こそがいけばなの価値であり魅力であり一番大切な部分になるのです。
新しい体験をしない人は、魅力がどんどん無くなってゆきます
人間は、新しい体験をするためにこの世に生を受けていると言って良いと私は思っています。
生まれてすぐの赤ちゃんは、寝返りをし、ハイハイをし、伝い歩きをし、言葉を覚え、という風に新しい体験を積み重ねて成長してゆきます。
すなわち新しい体験にこそ「成長」があるのです。
学びや成長に年齢は関係ありません。学ぶ気持ちがあれば3歳も80歳も同じなのです。だって何歳になっても知らない事はいくらでもあるのですから。
90歳でも興味を持ったり学ぶ気持ちのある方は、気持ちが若々しいです。しかし30歳であっても新しい事に興味を持ったり学ぼうという気持ちの無い人は、思考が凝り固まっていたり柔軟性がなく魅力のない人間になってしまいます。
忙しいや分からないを理由にしていては、成長は無くなります
文化庁が16歳以上の男女に行なった「1か月に何冊の本を読むか」という調査で、47%の人が本を読まないと答えたそうです。
ちなみに読まない理由は、興味がないとか忙しくて暇がないとか様々だったようですが、私は忙しいなんて理由にはならないし、それは出来ない理由づくりでしかないと思うのです。
だって、1頁読むのに5分かかるとしたら、2頁読むのに10分です。寝る前に毎日10分の時間が作れないのでしょうか。
お昼休みに10分の時間を作れないのでしょうか。あるいは10分早起きは出来ないのでしょうか。
これ全て出来ないって答えた人は、単にやる気が無いってだけの話ですよね。そんな考え方の人が新しい体験を通じて自らを成長させるなんて不可能だと思います。
学びや体験というのは、知らない事であったり初めての事だったりしますよね。なので分からなかったり出来なかったり不慣れだったりするのが当然です。
知らない事に興味を持つ気持ちや、忙しいを理由にせずに新しい体験を通じて学びを得る事によって、いつまでも自分を成長させてゆくことこそが大切だと私は思います。
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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