光風流本部いけばな教室で、いけばな以外の色々な事を行なうようになったきっかけを考えていたら、始まりは染み抜きとクリーニングでした

ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。

今日の光風流本部いけばな教室では、明日と明後日に開催される「高橋智甫先生20年祭追悼いけばな展」の準備が行われています。

とはいえ私はこのイベントの主催者ではありませんので、準備とは関係なく通常通りに業務を行っています。

光風流本部いけばな教室では、いけばなの教室だけを行なっているのではありません

「光風流本部いけばな教室」とお聞きになられると、ほぼ100%近くの方が、いけばなの教室をしているところなんだなぁと理解されると思います。
確かに私の教室や、光風流の先生の教室、そして家元の講習会や研究会などを開催していますので、いけばなの教室をしているというのは間違いではありません。しかしいけばなの教室だけを行なっているのでもありません。
例えば毎月2回づつ「やまぐち整体院(加西分院)」を開催していただいていたり、あるいは3か月に1回づつ「YOROZU salon」という異業種展示交流会を開催したりなどいたしております。

そんな色々なことを行うようになった気かけって何だったんだろうと思ってふと考えてみたのですが、染み抜きやクリーニングをお預かりさせていただくようになったのが、始まりだったように思います。

本部いけばな教室で “クリーニング” を受け付けるようになったキッカケ

はじまりは、私のクリーニングに対する見方が変わったことと、それに伴って服の着方が変わったことにあります。

それまでの私は、シミとかが付いても大半のものは落とす事が出来ないと思い込んでいました。そしてイイ服ほどクリーニングに出すと傷んで帰ってくると思っていました。
なぜならば、今まで服にシミがついてそれをクリーニングに出すと、”このシミは落とせないシミです” って帰ってくることが大半でしたし、カッターシャツとかでシルクの品を出すと変に縮んで戻ってきたりボタンが貝とかの品をクリーニングに出すと確実に割れて帰ってきていたからです。
そしてそのことをクリーニングを出したお店に言うと、シルクは縮むものですとか貝のボタンは割れるものですという返事が返ってきて、ゲンナリしていました。

なのでそうなってくると、お気に入りの服とかは段々着なくなってしまって、どうでもよい様な服を買ってヘビロテするようになってしまっていました。そんな事していたら日ごろの生活が楽しいはずがないですよね。
けれどあまりにもクリーニングでそんな体験ばかりをしていたので、そう言うもんなんだと長い間思っていました。クリーニングっていうのは落としてほしい汚れは落とせないものだ。良い服は傷めて返してくる、それはそんな服を出す方が悪いと。。。
イヤ!今から思うと、そんな風に思い込まされていたのです!!!

そうなんです。私はある日気づいたのです。長い間私はクリーニング屋さんに騙されていたんだと。

落ちないシミが有ると言うのは、クリーニング屋さんに思いこまさせられているだけ

この思い込みから解放されるきっかけは、尾上昇さんと知り合ってからです。
尾上昇さんは吹田市でクリーニング屋さんを営まれていて、特にシミ抜きに特化したお仕事をされているのです。
その範囲は服だけにとどまらず、靴や傘カバンや財布、もうありとあらゆるもののシミ抜きをされています。
他のクリーニング屋さんが手に合わずに回ってきた品物なども手掛けていて、クリーニング屋さんの最後の砦的なお仕事も沢山されています。(尾上さんのBlogとお店のサイトはこちらをクリックしてください
尾上さんいわく「落とせないシミはない!!」と豪語するので、私の人生のシミを落として~って言うと「それは無理!!」って即答する正直な人です(笑)(笑)(笑)

これまでに尾上さんには、いろんな品をクリーニングやシミ抜きをして頂きましたが、全て綺麗になって返ってきました。落ちなかったシミなんて1つもありませんでした。
服が傷んで返ってきたことも一度もありません。っていうか「ここ傷みそうなので、補修しておきましたよー」って、前よりもちゃんとして返してきてくれます。(もちろん有料です(笑))
服は永遠ではないので寿命があります。そんな服の場合には預けた時点で「これもう寿命が来てますよー」って教えてもらえます

おかげで最近はお気に入りの服をタンスにしまっておくのではなく、どんどん着る事が出来ています。
以前だったら汚れたりシミになったりするのが気になって面倒くさかったのが、今はシミなんて全く気になりません。だって汚れたら落としてもらったらいいだけなんですから。

服は綺麗になるんだと解ると、服を着る事が楽しくなる

こういう体験をして私はすごく楽になったので、光風流の皆様や私の周りにいる皆さんにも服が汚れる事なんて気にせずに、どんどんファッションを楽しんでいただく事が出来たらいいなぁと思って、クリーニングや染み抜きは尾上さんをお薦めしています。

お気に入りの服を着て、汚さない様に気を使いながら萎縮して過ごすなんて絶対に楽しくないです。お気に入りの服を着てドンドン行動的に動いて、汚れたら綺麗にしてもらえばいいんです。絶対にその方が人生楽しいです!

光風流の皆さん、興味ある方はいつでも気軽にお聞きくださいね。
ちょうど衣替えで夏物などをクリーニングに出したり、冬物を出してみたらシミになっていたなんて方もおられると思います。
そんな場合にもすぐに服をお預かりすることができるように、クリーニングを入れる専用の袋も預かっています。

おだしいただきましたクリーニングや染み抜きは、尾上さんが品物の状態を確認をして料金を作業に入る前にお知らせしてくださいますので、その時点でGOの指示をしていただいた品のみ染み抜きやクリーニングをしていただくようになりますので、安心してご依頼していただけると思います。

と、ここまでブログを書きながらふと思ったのですが、なんかクリーニングISEYAの出張所みたいになっている気が。。。
ちなみに私は1円ももらっておりませんよ。(笑)
とにかく、光風流でお稽古されている皆さんが、汚れることとかを気にせずに服を楽しんだり着物を楽しんだりして喜んで下さったら嬉しいです。

内藤正風PROFILE

内藤 正風
内藤 正風
平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。