選抜作家いけばな展(2023)に出展した、光風流の作品を紹介します。
ごきげんよう、こんにちは、そしてこんばんは、内藤正風です。
さて今日のブログでは、6月3日~4日の両日、兵庫県公館において「選抜作家いけばな展」を開催いたしましたが、その時の光風流の出展作品3点を今日は紹介させて頂きます。
藤本和甫の作品
ピラカンサと聞くと秋にたわわに実った赤い実を思い浮かべられる方も多いと思いますが、実は新緑の時期も魅力的な花材になります。
ピラカンサの魅力ある枝ぶりを生かした、初夏の清涼感に溢れた美しい作品になっています。
花材・・・ピラカンサ(枝物)、オリエンタルリリー(白)、ヒマワリ(黄)、カーネーション(黄)、ヒペリカム(白)、ドラセナ(葉物)
花器・・・陶器製変形壺
敷板・・・光風流組合せ花台
副家元 内藤貴風の作品
ナツハゼは、その柔らかみを感じる緑色の葉姿が特徴的で、初夏を代表する花材と言えます。そしてナツハゼは枝が様々な形に曲がり魅力ある姿を生み出す花材でもあります。
他の花材を取り合せない事で、ナツハゼの持つ新緑と枝ぶりの面白さを前面に押し出した作品になっています。
花材・・・ナツハゼ
花器・・・陶器製壺
敷板・・・光風流組合せ花台
家元 内藤正風の作品
オレンジ色の竹ひごに蔓で作られた丸いボールがついている加工品を象徴的に使う事により構成されている作品です。
シャクヤクやカルサムスなど丸い形の大小の花を取合せる事で、動きやメリハリが生まれています。
一見すると、宇宙を連想された方も多かったのではないかと思います。
中央席の作品ですので、四方どこから見てもご覧いただくことができ、それぞれに違う表情を楽しんで頂く事が出来るように仕上げてあります。
花材・・・加工品、カエデ(枝物)、シャクヤク(赤、ピンク)、カルサムス(黄)
花器・・・陶器製変形壺
敷板・・・光風流組合せ花台
内藤正風PROFILE
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平成5年(1993年)、光風流二世家元を継承。
お花を生けるという事は、幸せを生み出すという事。あなたの生活に幸せな物語を生み出すお手伝いをする、これが「いけばな」です。
光風流の伝承を大切にしながら日々移り変わる環境や価値観に合わせ、生活の中のチョットした空間に手軽に飾る事が出来る「小品花」や、「いけばな」を誰でもが気軽に楽しむ事が出来る機会として、最近ではFacebookにおいて「トイレのお花仲間」というアルバムを立ち上げ、情報発信をしています。ここには未経験の皆さんを中心に多くの方が参加され、それぞれ思い思いに一輪一枝を挿し気軽にお花を楽しまれて大きな盛り上がりをみせており、多くの方から注目を浴びています。
いけばな指導や展覧会の開催だけにとどまらず、結婚式やパーティー会場のお花、コンサートなどの舞台装飾、他分野とのコラボレーション、外国の方へのいけばなの普及、講演など、多方面にわたり活動し多くの人に喜ばれています。
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